巨大ブラックホールはどうやってできたの?
小型のブラックホールは、恒星のなれの果てですが、銀河の中心にいるような巨大なブラックホールは、どのようにして生まれたのでしょうか? 巨大なブラックホールも、相当巨大な恒星の超新星爆発によって生じたのでしょうか?そもそも恒星の大きさには限度があります。
したがって、超巨大ブラックホールは恒星の超新星爆発で生まれるのではありません。
おおぐま座の銀河M82の中で中間質量ブラックホールが発見されました。 恒星の進化の末に生まれる小型ブラックホールと銀河の中心にある巨大ブラックホールの存在が知られていましたが、その中間の質量をもつブラックホールは知られていませんでした。
M82の内部にある星団の中で、恒星が中心へ向かって落下し、合体して大きな恒星になります。これが繰り返され巨大な恒星が誕生し最終的に中間質量ブラックホールになります。
今度は、中間質量ブラックホールが銀河の中心に向かって落ちていき、合体を繰り返して超巨大ブラックホールになります。
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参考文献・サイト
福江純/著「カラー図解でわかる ブラックホール宇宙」ソフトバンククリエイティブ, 2009
「ブラックホールと超新星」ニュートンプレス,2010
2011/07/12
2015/06/06