ガイアを語る。
ガイアはESAが2013年3月に打ち上げを予定している探査機です。太陽-地球系のL2ポイントに置かれます。L2ポイントは地球から太陽と反対方向に150万キロメートルの位置にあります。
月は地球から38万キロメートルなので、太陽、地球、月は常にL2ポイントから見る視野の半分に収まっています。つまり太陽、地球、月の影響を受けることなく観測を行えます。
ガイアのミッションは野心的です。今までにない高い分解能の観測で5年間をかけ約10億個の恒星の位置、明るさ、距離を測定し、銀河系の高精度三次元マップを作成します。
これによって銀河の組成や起源、進化の歴史の解明が進みます。
この過程で太陽系外惑星の探索も行います。
おそらく数万個の惑星系が発見されることでしょう。
全天をスキャンすれば遠方の銀河もキャッチされます。
5年間のミッションで10万個の超新星、50万個のクエーサーが観測されると予測されます。
重力レンズの効果を高い分解能で観測できるため、アインシュタインの一般相対性理論を検証する実験も行います。
スポンサーリンク
参考文献・サイト
2009/01/04
2010/04/24
2011/06/10