クラウドサットを語る。
クラウドサットとは
ESSPとは、人工衛星で地球環境を観測するNASAのプログラムである。
クラウドサット[CloudSat]は、ESSPとして運用される衛星である。
クラウドサットの任務は雲の量、配置、構造、熱放射を調査することである。
地上に配備された気象観測用のレーダーはセンチメーター波を使っている。
このレーダーの識別能力は、雨粒程度のサイズまでである。
ところが、クラウドサットに搭載されたレーダーは、ミリメーター波を使っているため、より細かいものまで捕捉することができるのだ。
Aトレイン
クラウドサットは、OCO、カリプソ、アクア、パラソル、オーラとともにグループを作る。
これら衛星6機のグループは、連結された鉄道車両のように、列となって同一の軌道を周回する。
このフォーメーションをAトレインという。
Aトレインの軌道は高度705kmの太陽同期軌道だ。
Aトレインの各衛星は至近距離を維持したまま周回する。
この中で、特にクラウドサットは、カリプソ、アクアと至近距離を維持したままの周回だ。
それぞれの衛星で同時に撮影した画像を重ね合わせるためである。
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参考文献・サイト
CloudSat
CloudSat
A-TRAIN CONSTELLATION
2008/04/01