火星の地質年代を語る。
火星の現在の地形は、同時に作られたのではない。
38億年の時期をかけて、少しずつ今の地形になっていったのだ。
火星の地質年代は、地形が作られる原因によって次の三つに区分される。
名称 | 時期 | 説明 |
Noachian epoch | 38億〜35億年前 | 隕石衝突によって多くのクレーターが生成した時代。 |
Hesperian epoch | 35億〜18億年前 | 溶岩台地が生成した時代。 |
Amazonian epoch | 18億年前〜現在 | クレーターが少ない時代。オリンポス山はこの時代に生まれた。 |
太陽系誕生の初期の頃は、多くの隕石が太陽系内にウヨウヨしていた。
このため火星表面への隕石衝突が多く起こり、これによって火星の表面には多くのクレーターが生成した。
この時代をノキア代[Noachian epoch]という。
ノキア代は、38億〜35億年前の間継続したが、隕石の数が減ると生成されるクレーターも激減した。
その後、火星の地下から溶岩が湧き出し、地表に溶岩の台地を形成した。
この時代がヘスペリア代[Hesperian epoch]だ。
ヘスペリア代は35億〜18億年前まで継続した。
この次が現代まで続くアマゾニア代[Amazonian epoch]である。
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参考文献・サイト
2007/05/19