アルファレジオ(アルファ領域)を語る。
Alpha Regioの東端
出展:NASA PhotoJournal
金星の赤道近くにある台地をアルファレジオ[Alpha Regio]という。
アルファレジオは1500キロメートルに渡って広がる
エバ山[Eve Mons]があるのもアルファレジオだ。
上空から見たAlpha Regio
出展:CyberSpace
アルファレジオの表面は、寄せ木細工のようなモザイク状の構造となっている。
ベネラ15号、16号が撮影したアルファレジオの写真を見た旧ソ連の学者は、アルファレジオの表面を寄せ木張りの床と表現した。
このような構造をテッセラ[Tessera]と呼ぶ。
テッセラはタイルの意味だ。
テッセラは、その周囲よりも1〜2キロメートル程度高くなっている。
上空から見た溶岩ドーム
出展:Welcome to the Planets
アルファレジオの西部には、直径約2.5kmの7つの溶岩ドームが連なっている。
最高の溶岩ドームは周囲からの高さが750mである。
これら溶岩ドームは、火山活動の結果、または地割れからドロドロの溶岩が、平坦な地面に湧き出したものと考えられている。
このドームに見られる放射状の模様は、ドームが冷えて収縮するときにシワとなったもののようだ。
火山
出展:Welcome to the Planets
この火山のふもとの直径は66km、山頂部の直径は35kmにも及ぶ。
山頂は窪んでいる。
放射状の地形がこの火山を取り囲んでいるのだがこの写真からも確認できる。
西側の黒い模様は流れ出した溶岩のようだ。
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参考文献・サイト
2007/04/29