アポロ8号を語る。
アポロ8号とは
アポロ8号は、アポロ計画で二回目の有人宇宙飛行ミッションである。
有人ミッションとして、初めてサターンV型ロケットが使用された。
アポロ8号には3名のクルーが搭乗し、月を10周して帰還した。
人類が初めて月の裏側を直視したミッションとなった。
このミッションは地球低軌道での宇宙船のテストが予定されていた。
ところがソビエトが有人宇宙船による月周回を計画中との情報が入ったため、急遽、ミッションの内容を変更し、月へ向かうことになったのだ。
十分な準備もないまま強行されたため、無謀なミッションだという批判も多くあった。
当時、アメリカと月到達一番乗りを競っていたソビエトも、アポロ8号の月周回の偉業を公式に認め、船長を務めたフランク・ボーマンをソビエトに招待した。
なお、フランク・ボーマンは、このミッションを最後に宇宙飛行士から引退した。
アポロ8号の3名のクルーは、「タイム」誌で1968年のパーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)に選出されている。
なお、船長のフランク・ボーマンは、ミッション第一日目に船内でインフルエンザを発症しましたが、2日以降に回復し任務を全うした。
地球の出
アポロ8号で有名になったのは「地球の出」という写真である。
月を周回していると、月の地平線から地球が昇ってくるように見える。
この写真は人類が初めて目にする、深宇宙から見た地球である。
アポロ8号が撮影した地球の出
出展:NASA
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参考文献・サイト
Apollo 8 Mission
Apollo 8
Apollo 8
JSC
TIME:Person of the Year
2011/01/16
2014/01/02