アクエリアスを語る。
アクエリアスはNASAの海洋観測衛星である。
海洋観測衛星アクエリアス
出展:Aquarius
海水表面の塩分濃度の分布を全地球規模で調査する。
なぜ塩分濃度なのか
水は液体、水蒸気、氷に姿を変える。
地球表面にはいたるところに水がある。
大気中には水蒸気が含まれ、極地や高山には氷がある。
海洋は多くの液体の水を擁している。
海洋の水は多くの塩分を含むが、雨水や川の水には塩分が含まれない。
このため、河口や降雨の多い海域の塩分濃度は低くなる。
反対に蒸発の盛んな海域では塩分濃度は高くなる。
このような事情から、海の表面の塩分濃度は場所に異なっている。
塩分濃度が分かると、海洋、大気、陸地間での水の循環の様子を知ることができる。
さらに、海の表面の塩分濃度は海流にも影響を与える。
このことから、海の表面の塩分濃度の調査は長期の気候変動の予測をする上で貴重なデータとなるのである。
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参考文献・サイト
Aquarius
Aquarius
NASA Oceanography
2009/12/23