火山を語る。
地下は熱い。岩石も溶けてしまう。
地下の熱で岩石が溶けたものをマグマという。
マグマはマントル上部で発生する。
マグマは密度が低いので、周囲の岩石よりも軽い。
このため、上昇し地殻内へと入っていく。
地殻に入ると、圧力が低くなるので周囲の岩石の密度も低くなる。
このためマグマも上昇の勢いを失って、地殻の一部に留まる。
この場所をマグマ溜りという。
マグマの中にはガス成分が含まれている。
マグマ溜りでは圧力が低くなるので、マグマからガスが抜け出して、マグマ溜りの中に充満する。
充満したガスの圧力が高くなると、出口を求めて噴火が起きる。
このメカニズムは、良く振った炭酸飲料が、噴き出る現象によく似ている。
噴火によって噴出する物質は、主に次の3種類である。
火山ガス | 水蒸気、二酸化炭素、二酸化硫黄 |
火山砕屑物 | 火山岩塊、火山礫、火山灰 |
溶岩 | 地上に出たマグマを溶岩という。 |
噴火によって、次のような災害が発生する。
溶岩流 | 玄武岩質のマグマは粘性が低く流れやすい。玄武岩質のマグマの火山で発生する |
火砕流 | 火山ガスと火山砕屑物が混ざって高速で流れる現象 |
火山泥流 | 火山砕屑物と水が混ざって流れる現象 |
火山ガス | 有毒の二酸化硫黄による災害。 |
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参考文献・サイト
気象庁:火山噴火の仕組み
海洋情報研究センター:海底火山
Volcano World
News Center: volcano
2008/04/06