月が地上に落下しない理由は?
月は落ちてきている
月はこの瞬間も落ちてきている。
しかし、公転しているので地上まで落下しないのだ。
もしも月が公転していないなら、引力の影響でまっすぐに地球に落ちてくる。
月が水平方向にゆっくりしたスピードで移動しているなら、少しは勢いがあるので真下ではなく少し先に落下する。
これは地上でモノを真横に投げると、放物線を描いて落下するのと同じことだ。
月の水平方向のスピードがもう少し速いと、落下地点はもう少し先になる。
これは地上でモノを真横に投げたとき、スピードが速いほど、より遠くに落下するのと同じことだ。
水平方向のスピードが速ければ、月でもモノでも地球を回りながら落下する。
スピードが適切だと、落ちようとしているのに元の場所に戻って来る。
これが今の月だ。
もし、公転のスピードがさらに早いと、月は地球の引力を振り切ってしまうだろう。
月は地球に向かって落ちようとしている。
しかし、落ちても落ちても、公転の勢いがあるので地上まで落下することができず、同じ軌道を回り続けるのだ。
これは人工衛星が地球を回る原理と同じだ。
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参考文献・サイト
2015/08/18