危難の海を語る。
危難の海とは
危難の海とは、海と呼ばれる月の地名の一つである。
直径は約556キロメートルである。
1976年8月にルナ24号が軟着陸し土壌170.1gのサンプルリターンに成功した。
大規模な隕石衝突でできたく巨大なクレーターをベイズン(盆地)という。
衝突のあと、地下から玄武岩の溶岩が沸き出しベイズンを満たして冷えて固まり海になる。
衝突の痕跡だから、海はほぼ円形なのだ。
東西方向が少し広いが地球からは南北方向が広いように見える。
これは、危難の海は地球から見て月の縁に近いからである。
月面の海は互いに隣の海と繋がっているが、危難の海は単独の海である。
危難の海の元になったベイズンはネクタリスベイズンである。
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参考文献・サイト
Mare Tranquillitatis
Wide Awake on the Sea of Tranquillity
IAU
白尾元理「月の地形ウオッチングガイド」誠文堂新光社,2009年
2015/10/10