シグナス宇宙船を語る。
シグナス宇宙船とは
シグナスとはオービタル・サイエンス社が開発した無人の宇宙船である。
スペースシャトルが退役したあと、NASAは国際宇宙ステーションへ人員や物資を輸送する手段を持たなくなる。
この状況を補うため、NASAは民間企業に国際宇宙ステーションへ人員や物資の輸送を委託することに決めた。
この契約を商業軌道輸送サービス(COTS)という。
COTSの対象の企業はスペースX社とオービタル・サイエンス社であり、それぞれで宇宙船を開発した。
シグナスは、商業軌道輸送サービス(COTS)の契約に基づいて開発されているのだ。
シグナス
出展:Orbital Sciences Corporation
シグナス宇宙船は2段式のアンタレスによって打ち上げられる。
オービタル・サイエンス社は、2013年4月にアンタレスの初打ち上げを成功させた。
2013年9月にシグナス1号機が打ち上げられ、国際宇宙ステーションへのドッキングに成功した。
シグナス宇宙船の構造
サービスモジュールと与圧貨物モジュールから構成される。
与圧貨物モジュールは貨物を積載する「荷台」に相当する。サービスモジュールは電力の供給や飛行の制御を行うので「運転席」と「燃料タンク」に相当する。
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参考文献・サイト
Orbital Science:Cygnus
ATV, Cygnus, and Dragon
2010/10/10
2014/10/20