LEOへの輸送機を語る。
プログレス/Progress
プログレス
出展:Russian Progress Spacecraft
補給船プログレスはソユーズを改良したロシアの無人貨物輸送船である。
初代のプログレスは退役したが、プログレスMとプログレスM1が運用されている。
ISSへの補給ミッションに利用されるのは、プログレスM1だ。
プログレスM1は使い捨てである。
プログレスM1はISSのハッチにドッキングすることにより、積載物をSSIに移し変える。
その後、プログレスM1はドッキングしたままの状態で、ISSで生じた廃棄物の「ゴミ置き場」として使用される。
次のプログレスM1が到着する直前にプログレスM1はISSから切り離され、大気圏に突入しゴミごと焼却処分される。
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HTV
HTV
出展:JAXA:フォトアーカイブズ
HTV[H-II Transfer Vehicle: HTV]は、国際宇宙ステーション[ISS]へ物資を輸送するために、日本で開発中の無人の輸送機である。
H-IIBロケットで打ち上げる。
HTVの直径は約4メートル、全長約10メートルもあり、観光バスも格納可能なサイズである。
(実際には観光バスは積載しない)
JAXAでは、宇宙ステーション補給機と呼んでいる。
プログレスM1と同様に、補給後はISSで生じた廃棄物の「ゴミ置き場」となり、大気圏突入によって焼却処分となる。
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ATV
ESAが開発中の大型宇宙輸送船がATV[Automated Transfer Vehicle]だ。
ATVの積載能力は9トンであり、これはプログレスM1の約3倍に相当する。
無人のままアリアン5で打ち上げられ、自動ナビゲーションを使用してISS[国際宇宙ステーション]に接近し、ドッキングする。
ATVは使い捨てである。
ISSへの補給後、空になったATVにはISSで生じたゴミが積み込まれる。
次のATVが到着する直前に、ATVはSSIから切り離され、大気圏に突入しゴミごと焼却処分される。
ATVの第一号の名をジュールベルヌという。
2008年の打ち上げを目指し、開発が進められている。
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オリオン/Orion
2010年のスペースシャトル退役後の有人宇宙機として開発されるのがオリオンだ。
ISS等の地球低軌道への輸送だけでなく、月や火星への往復にも対応可能なハイスペック機になっている。
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ドラゴン/Dragon
NASAは、SSI等の地球低軌道への輸送を民間企業に委託する方針である。
これをCOTSプログラムという。
スペースX社[SpaceX]が、COTSプログラムとして開発する有人貨物機がドラゴンだ。
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K-1
ロケットプレーン・キスラー社が、COTSプログラムとして開発する有人貨物機をK-1という。
同社は財政状の理由でCOTSを解除された。
シグナス
オービタルサイエンス社が、COTSプログラムとして開発する宇宙船をシグナスという。
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ソユーズ
ソユーズはロシアがソビエト時代から使用している宇宙船である。
サリュート、ミールとの往復に使われてた歴史があり、現在でも国際宇宙ステーションへの連絡で使用されている。
1967年4月のデビュー以来、40年以上も使われている。
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参考文献・サイト
Russian Progress Spacecraft
JAXA:プログレス補給船
JAXA:宇宙ステーション補給機(HTV)
ATV: the most powerful space tug ever built
Space Exploration Technologies Corp.
2009/01/25