輝線星雲を語る。
輝線星雲とは
輝線星雲とは、散光星雲の一種である。
散光星雲のうちガスが電離して輝くものが輝線星雲だ。
中性の水素をHI(エイチ・ワン)、電離された水素をHII(エイチ・ツー)という。
HII(電離された水素)が多い領域がHII領域だ。
HII領域は輝線星雲のことなのだ。
なお、「H」は水素を表す元素記号である。
輝線星雲の色
輝線星雲には赤色が多い。
その他、緑色、青色の輝線星雲もある。
ガス星雲の大部分は水素だ。
水素は比較的低いエネルギーで電離できる。
電離された水素が放つ光は赤いので、赤色の輝線星雲が多いのだ。
恒星の放つエネルギーが大きくなると、水素以外の元素も電離され発光する。
このときの光が緑、青の色を示すのである。
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参考文献・サイト
2009/02/27