世界の大型望遠鏡を語る。
ケック望遠鏡
W・M・ケック天文台は、ケックI望遠鏡、ケックII望遠鏡の2台の望遠鏡をもっている。
この二台をあわせてケック望遠鏡という。
二台の望遠鏡は完全に同じ構造である。
両方の望遠鏡から得た光をドームの下の施設に導き、干渉計として利用することも可能である。
主鏡は正六角形の低膨張ガラス36枚で構成される。
ケックI望遠鏡は1993年、ケックII望遠鏡は1996年にファーストライトを迎えた。
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VLT
ヨーロッパ南天天文台がパラナル天文台(チリ)に建設した、口径8.2mの望遠鏡4台をまとめてVLTという。
ジェミニ望遠鏡
ジェミニ北望遠鏡とジェミニ南望遠鏡をまとめてジェミニ望遠鏡という。
ジェミニ北望遠鏡はマウナケア山頂(標高4200メートル)、ジェミニ南望遠鏡はセロ・トロロ汎米天文台(チリ)にある。
ジェミニ北望遠鏡は1999年、ジェミニ南望遠鏡2002年にファーストライトを迎えた。
すばる
ハワイ島のマウナケア山頂(標高4200メートル)に設置された口径8.2mの反射望遠鏡である。
単一鏡の望遠鏡としては世界最大の口径である。(2005年現在)
SALT
SALTは、南アフリカ共和国に設置されている、可視光赤外線望遠鏡である。
91枚の球面鏡で口径10mの主鏡を構成している。
SALTは、高度方向の駆動機構は持たず、傾斜角は37度固定である。
水平方向のみが可動な構造なのだ。
GTC
ラ・パルマ天文台(ロク・デ・ロス・ムチャチョス天文台)にある口径10.4メートルの望遠鏡である。
ホビー・エバリー望遠鏡
ホビー・エバリー望遠鏡は、マクドナルド天文台にある口径9.2mの反射式望遠鏡である。
LBT
2本の口径8.4メートルの鏡筒を持つ双眼望遠鏡である。
TMT
計画段階の大型望遠鏡である。492枚の鏡を組み合わせ口径30メートル級の能力を達成する。
建設予定地は未定。
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参考文献・サイト
2009/02/26