イアペタス(土星の衛星)を語る。
イアペタスとは
イアペタスは土星の第8衛星である。
1678年にカッシーニによって発見された。イアペタスの大きさは土星の衛星の中でタイタン、レアに次ぎ3番目である。
土星の衛星イアペタス
出展:JPL:Planetry Photojournal
イアペタスは二つの顔を持つ。
イアペタスの表面のうち半分は暗いが、別の半分は非常に明るい。
イアペタスの自転と公転は1:1に共鳴している。
月が地球に常に同じ面を向けているように、イアペタスも常に同じ面を土星に向けているのだ。
このことから、イアペタスは、常に同じ面を進行方向に向けていることになる。
イアペタス表面の暗い部分は、この進行方向の面と一致している。
どうやら、イアペタスは公転しながら、軌道上の黒い物質を集めてしまったようだ。
この黒い物質はフェーベから噴出した物質がイアペタスに堆積したと考える説がある。
イアペタスは面によって明るさが異なるため、地球に向けた面によって観測される光度が異なってくる。
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参考文献・サイト
Saturn: Moons: Iapetus
Investigating Subtle Colors on Iapetus
Moons - Iapetus
2010/05/04
2015/05/23