宇宙背景放射観測衛星WMAPを語る。
宇宙背景放射観測衛星WMAPとは
WMAPは、COBE(コービー)の後継として2001年6月30日に打ち上げられた宇宙背景放射観測衛星で、コービーで確認されたゆらぎをさらに突き詰めて観測することが目的です。
打ち上げ時はMAP(Microwave Anisotropy Probe:マイクロ波異方性探査機)という名前でしたが、打ち上げ後に他界した天文学者のデビッド・ウィルキンソン氏の名を冠し、ウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機(WMAP)と呼ばれるようになりました。
ウィルキンソン氏は、宇宙背景放射の研究の第一人者だった人物です。
宇宙の年齢が137.3億年(誤差1%)であること、ハッブル定数が71km/s/Mpcであること、宇宙は4%の通常物質、23%の正体不明のダークマター、73%のダークエネルギーであることが確認されました。
WMAPが作成した宇宙背景放射の全天地図は、コービーの地図よりも精密になっています。
2010年9月までミッションが継続しました。
WMAPはエクスプローラー80号という名称も持っています。
出典:YouTube NASA | WMAP--From the Archives
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参考文献・サイト
2010/06/08
2015/05/21