宇宙背景放射観測衛星を語る。
宇宙背景放射の観測衛星とは
宇宙背景放射(CMB)
宇宙のあらゆる方向から、マイクロ波が放射されている。
これは、ビッグバンから約38万年後に起こった宇宙の晴れ上がりの名残である。
これが宇宙背景放射である。
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宇宙背景放射(CMB)を観測する意義
宇宙背景放射は宇宙の晴れ上がりの瞬間のスクリーンショットである。
宇宙背景放射にはゆらぎがあるので、これを詳しく調査することで、宇宙の晴れ上がりが起こったときの物質の分布を知ることができる。
ゆらぎがあることで、物質の分布にムラが生じ、今日の銀河になったのだ。
宇宙背景放射は宇宙の誕生から現代までの歴史を探り、宇宙論になくてはならない研究課題なのだ。
宇宙背景放射の観測衛星
COBE
COBEは、コービーと読む。
1989年に打ち上げられ、地球周回軌道に投入された。
宇宙背景放射の温度ゆらぎを発見した。
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WMAP
WMAPは、ダブリューマップと読む。
2001年に打ち上げられ、L2ポイントに投入された。
宇宙背景放射の温度ゆらぎを高い精度で測定した。
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プランク
プランクは、ESAが運用する宇宙背景放射観測衛星である。
2009年5月14日に打ち上げられた。
WMAPを上回る性能で、温度ゆらぎ等を観測する。
プランクという名称は、ノーベル賞を受賞した物理学者マックス・プランクに由来する。
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参考文献・サイト
2015/05/21