ケプラーの第2法則:面積速度一定の法則を語る。
ケプラーの第2法則とは
ケプラーの3法則のうち、2番目の法則がケプラーの第2法則だ。
面積速度一定の法則ともいう。
第1法則 楕円軌道の法則 | 惑星の軌道は太陽をひとつの焦点とする楕円である。 |
第2法則 面積速度一定の法則 | 惑星と太陽とを結ぶ直線が一定時間につくる面積は、常に一定である。 |
第3法則 調和の法則 | 惑星の公転周期の2乗は、軌道の長半径の3乗に比例する。 |
惑星は楕円軌道を動いていくので、太陽に近い時もあれば遠いときもある。
近い時はより速く、遠いときはゆっくりと動いていくのだ。
そもそも面積速度とは
惑星と太陽とを結ぶ直線を考える。
この直線は惑星の公転に従い扇(おおぎ)の形になるはずだ。
太陽の近くではより開いた扇になり、太陽から遠い場所では狭い扇になる。
一日の間に惑星が公転する距離は、太陽から近いか遠いかで変化する。
しかし一日の間に惑星が公転によってつくる扇型の面積はいつも同じになる。
一時間に進む距離は速度で表す。
同様に一時間に作られる扇型の面積は面積速度という。
ケプラーの第2法則では、面積速度が常に一定になるのだ。
これは、一定の時間に惑星が公転によってつくる扇型の面積はいつも一定であることを意味している。
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参考文献・サイト
国立天文台
Kepler's Three Laws of Planetary Motion
2015/09/28