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メッセンジャー/MESSENGERの観測機器を語る。

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メッセンジャーの観測機器

メッセンジャー[MESSENGER]は、マリナー10号以来30年ぶりの水星探査機である。

メッセンジャー
メッセンジャー/MESSENGERの観測機器
出展:NASA MESSENGER

メッセンジャー[MESSENGER]のミッションを支えたのが各種の観測機器である。



MDIS

Mercury Dual Imaging System[MDIS]は、広角と望遠の2種類のカメラから構成される。
これらカメラは可視光と近赤外光で撮影する。

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GRNS

Gamma Ray and Neutron Spectrometer[GRNS]は、ガンマ線、中性子線の分析装置である。
水星の表面から表面下10cmの元素の分析を目的にしている。

水星の表面は宇宙線の放射にさらされている。
水星表面の元素に宇宙線が衝突すると、これを刺激としてガンマ線が放射される。
GRNSはガンマ線をモニターすることによって、水星表面の組成を解明するのだ。

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MAG

MAG[Magnetometer]は長さ3.6mのアンテナ型の磁力計である。
MAGを使用して、水星磁気圏の広がりを調査する。

また、地球のような磁気嵐が生じるのかどうかを調査する。




MLA

Mercury Laser Altimeter[MLA]は、レーザーを利用した距離計である。
MLAはレーザーと受光器から構成される。

MLAはレーザーを水星の表面へ向けて照射する。
このレーザーは水星の表面で反射し、MLAへと戻ってくる。
照射から受光までの時間を測定すれば、周回軌道から水星の地表までの距離が算出できるのだ。

これを水星全面に対して実施することによって、水星全体の地形図が得られることになる。

水星は一定のスピードで自転しているのではなく、ゆっくりとスピードがブレるので首振りのような現象が発生する。
これを秤動という。
高度を正確に測定することによって、水星の秤動を測定することができる。

水星のコアが流動体か、固体かによって、自転のブレ方は変わってくる。
秤動の大きさを知ることによってコアの状態が把握できるのだ。




MASCS

Mercury Atmospheric and Surface Composition Spectrometer[MASCS]は分光計である。

水星表面は真空にさらされているが、実際には極めて希薄な大気を持つ。
MASCSは、赤外線可視光線紫外線を分光し、水星の大気や表面を構成する元素を分析する。




EPPS

Energetic Particle and Plasma Spectrometer[EPPS]は、水星の磁気圏内に存在する、荷電粒子の量やエネルギーを測定する。




XRS

X-Ray Spectrometer[XRS]はエックス線分光器である。

太陽からはエックス線、ガンマ線が放出されている。
水星は太陽に近くまた、大気もないため、水星表面が受けるエックス線、ガンマ線の量が極めて大きい。
エックス線、ガンマ線から刺激を受けた地表の元素は、低エネルギーのエックス線を放射する。

X-Ray Spectrometer[XRS]はこの低エネルギーのエックス線を検出することにより、水星表面を構成する元素を特定する。
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RS

Radio Science[RS]は、ドップラーレーダーである。
ドップラー効果を利用して、水星の揺れを捕捉したり、メッセンジャー自体の水星に対する相対速度を把握する。

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参考文献・サイト

NASA MESSENGER
NASA MESSENGER Onboard Instruments
NSSDC

2008/01/31
2010/01/11
2015/05/21



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