サンプルリターンを語る。
サンプルリターンとは
他の天体の土壌や、宇宙空間にある粒子を採取し、それを地球に持ち帰ることをサンプルリターンという。
アポロ計画
アポロ計画では、人間を月に送り込み月の岩石のサンプルリターンに成功した。
有人ミッションによるサンプルリターンはアポロ計画が唯一である。
ルナ計画
ルナ計画は、ソビエト(当時)が実施した無人機による月探査ミッションである。
ルナ16号(1970年)、ルナ20号(1974年)、ルナ24号(1976年)で、月からのサンプルリターンに成功した。
ジェネシス
2001年12月から2004年4月にかけて、太陽風を収集し地球に持ち帰った。
パラシュートが展開しなかったため、再突入カプセルが地上に激突し破壊された。
微量のサンプルが、何とか回収された。
スターダスト
2004年1月にヴィルト第2彗星に接近し、コマから噴出したガス・粒子を回収した。
2006年、サンプルリターンに成功した。
はやぶさ
2005年、小惑星イトカワに到達し土壌の回収を試みた。
回収カプセルが2010年に帰還した。
フォボス・グラント
フォボス・グラントは、ロシアが開発中の火星探査機である。
火星の衛星フォボスからのサンプルリターンを目指し、2011年に打ち上げる予定である。
オーロラ計画
ESAが計画中の有人火星探査がオーロラ計画だ。
2030年代の人類火星到達を目指している。
それに先駆けて、2016年ごろに、火星からのサンプルリターンが計画中だ。
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参考文献・サイト
Phobos-Grunt
Mars Sample Return
2009/02/08
2010/10/31