ルナー・リコナイサンス・オービタの観測機器を語る。
ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)の観測機器
ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)は、NASAが2009年に打ち上げた無人月探査機である。
月面の様々なデータを収集するために7種類の観測機器を装備している。
ここではLROの観測機器を解説する。
CRaTER
出展:NASA:GFSC Lunar Reconnaissance Orbiter
CRaTER
CRaTER
出展:NASA:GFSC Lunar Reconnaissance Orbiter
CRaTER[Cosmic Ray Telescope for the Effects of Radiation]は、月面における宇宙線、太陽風の量を測定し、生物学的な影響を調査する。
(詳細→CRaTERを語る。)
DIVINER
DIVINER
出展:NASA:GFSC Lunar Reconnaissance Orbiter
DIVINER[Diviner Lunar Radiometer Experiment]は将来の滞在に向けて月面の温度を測定する。
(詳細→DIVINERを語る。)
LAMP
LAMP[Lyman-Alpha Mapping Project]は紫外線を使用して月面全体の画像を得る。クレーター内部の永遠の影の部分は可視光で見ることができない。星明かりで画像にするのである。
(詳細→LAMPを語る。)
LEND
LEND[Lunar Exploration Neutron Detector]は月面全体に渡って水素の分布や中性子の放射を調査する。
水素が多ければ、それは氷の存在を示唆している。
(詳細→LENDを語る。)
LOLA
LOLA[Lunar Orbiter Laser Altimeter]はレーザー高度計である。月面の地形の高度を測定する。
月の全面に渡って高低図を作成することにより、将来の着陸ポイント選定のためのデータにする。
(詳細→LOLAを語る。)
LROC
LROC[Lunar Reconnaissance Orbiter Camera]は、将来の着陸ポイント選定のための高分解能な画像を得るためのカメラである。
広角と標準の2種類が組み合わさっている。特に標準カメラは数メートルの解像度で月面を撮影する。
(詳細→LROCを語る。)
Mini-RF
Mini-RFは X-バンドとSバンドを利用したレーダーである。
(詳細→Mini-RFを語る。)
スポンサーリンク
参考文献・サイト
NASA:GFSC Lunar Reconnaissance Orbiter
NASA:SSO Lunar Reconnaissance Orbiter
Back to the Moon: Lunar Reconnaissance Orbiter Project
2008/01/31
2015/05/20