ケルベルス座を語る。
ケルベルス座とは
失われた星座・ケルベルス座
ケルベルス座は以前あったが、今は使用されていない星座である。
元々バイエルのウラノメトリアでは、ヘラクレス座は黄金のリンゴの枝をつかんでいた。
これが、1687年にヘヴェリウスが作成した星図で、黄金のリンゴの枝の部分が3つの頭を持つ蛇として描かれケルベルス座とされた。
神話では、ケルベルスは3つ頭を持つ地獄の番犬である。
犬がヘビとして描かれた理由は分かっていない。
ケルベルス座
出展:Star Tales
その後、1721年のセネクスの星図では、ケルベルス座はリンゴの枝に巻きつく蛇となった。
これは、ヨハン・ボーデの星図(ウラノグラフィア)にも引き継がれている。
ボーデの星図の中のケルベルス座
出展:Michigan State University:Obsolete constellations
国際天文学連盟が現代の88星座を決定したとき、ケルベルス座は採用されなかった。
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参考文献・サイト
Obsolete constellations
Michigan State University:Obsolete constellations
2015/10/04