きたばえ座を語る。
きたばえ座とは
失われた星座・きたばえ座
きたばえ座は以前あったが、今は使用されていない星座である。
1822年に作成されたジェミーソンの星図で描かれた星座で、おひつじ座とペルセウス座の間にあった。
きたばえ座
出展:Star Tales
「きたばえ」とは「北蝿」の意味である。
南天のはえ座と対比して「きたばえ座」となっている。
きたばえ座のルーツ
1612年、プランシウスがおひつじ座の北側にミツバチ座を設定した。
その12年後の1624年にバルチウスこれをスズメバチ座に変更し、1690年にヘヴェリウスが星図上で「蠅座」とした。
その後、ジェミーソンの星図できたばえ座となった。
なお、きたばえ座とまったく同じ位置に、1679年にロワーエがゆり座を設定している。
ゆり座もきたばえ座も、現代の88星座には採用されず、その場所はおひつじ座の領域になっている。
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参考文献・サイト
Obsolete constellations
Michigan State University:Obsolete constellations
2015/09/07