二重星
二重星とは
見かけは一つの星のように見えるが、2つの星が接近しているのが二重星だ。
二重星には、無関係な2つの星がたまたま同じ方向に見える見かけの二重星と、実際に引力を及ぼし合っている連星がある。
種類 | 意味 | 例 |
見かけの重星 | 互いに無関係な星がたまたま同じ方向に見えるだけ | ミザールとアルコル |
連星 | 互いに引力を及ぼし回転しあっている | カストル |
2つの星の間は角距離で示す。
各距離が小さいほど、分離するにはより大きな望遠鏡が必要だ。
見かけの重星
地球から見える方向が偶然同じであるために、接近して見える重星が見かけの重星だ。
光学的重星と呼ぶ場合もある。
単に近くに見えるだけで、互いに作用しあっているのではない。
連星
複数の恒星が引力を及ぼし合い公転しているものを連星という。
例えば、太陽系に最も近い恒星系のケンタウルス座αは連星である。
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実視連星と分光連星
実視連星
望遠鏡で観測して連星だと分かるものを実視連星という。
分光連星
大きな望遠鏡を使っても分離できないが、スペクトル分析で連星とわかる場合がある。これを分光連星という。 [..さらに詳しく見る..]
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参考文献・サイト
2015/09/22