M2(メシエ2)を語る。
M2(メシエ2)は、みずがめ座の球状星団である。
M2の密集度は非常に高い。
タイプII の球状星団に分類される。
小口径の望遠鏡では、星雲状にしか見えない。
M2(みずがめ座の球状星団)
出展:APOD
このため、メシエはカタログにM2を「星雲」と記録している。
みずがめ座のベータ星を目印に北約5度を探せば、双眼鏡なのでも簡単に見つけることができる。
M2は、1746年に彗星観測中のジャン・ドミニク・マラルディによって発見され、これとは独立に1760年にシャルル・メシエによって再発見された経緯を持つ。
M2が個々の恒星に分離されたのは、1794のハーシェルによる観測が最初である。
M2は現在までに知られている球状星団の中では、大きいほうである。
15万個の恒星を含み、実直径は175光年もある。
太陽系からの距離は3万7500光年である。
M2はかなり偏平した形状である。
M2の内部では、21個の変光星が確認されている。
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参考文献・サイト
SEDS:THE MESSIER CATALOG
APOD:Globular Cluster M2
2007/08/24
2009/12/08