木星の衛星を語る。
木星の周囲に合計63個の衛星が確認されている。(2007年4月現在)
ガリレオ衛星
木星の周囲を回る衛星のうち突出して大きい4つの衛星をガリレオ衛星という。
ガリレオが発見したことに由来する。
イオ
ガリレオ衛星の中で、最も内側を公転しているものがイオ[Io]である。
イオの最大の特徴は、火山活動である。
現在のこところ、地球以外の天体で活火山が確認されているのはイオのみである。
詳細→イオを語る。
エウロパ
ガリレオ衛星の中で、内側から2番目の軌道を公転しているものがエウロパ[Europa]である。
表面のすべてが氷に覆われており、その内部は液体の水、またはシャーベット状の氷の存在が示唆されている。
詳細→エウロパを語る。
ガニメデ
ガリレオ衛星の中で、外側から2番目の軌道を公転しているものがガニメデ[Ganymede]である。
ガニメデは太陽系最大の衛星でもある。
詳細→ガニメデを語る。
カリスト
ガリレオ衛星の中で、最も外側を公転しているものがカリスト[Callisto]である。
液体の水の存在が示唆されている。
詳細→カリストを語る。
アマルテア群
出展:JPL:NASA Image Exchange
左からテーベ、アマルティア、アドラスティア、メティス
アマルチア
出展:JPL:NASA Image Exchange
テーベ
出展:JPL:NASA Image Exchange
4大衛星よりもさらに内側を公転する小型の衛星が4つ知られている。
これらをアマルティア群という。
アマルティア群では、テーベ、アマルティア、アドラスティア、メティスである。
その中で、アドラスティアが最も小さい。
アドラスティアは木星のリングよりも内側を公転している。
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ヒマリア群
ヒマリア群には、レダ、ヒマリア、リシテア、エララ、S/2000J11が含まれる。
レダ
レダの名を持つ天体が、太陽系内に二つある。
小惑星Leda(38)と木星の衛星だ。
レダは小さい。直径が10km程度しかないのだ。
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ヒマリア
2000年12月にカッシーニ探査機がその姿を撮影したが、あまりに遠方からの撮影であるため、形状がはっきりしない。
恐らく球体ではないだろう。
ヒマリアは、木星の引力に捕まった不規則な形をした小惑星ではないかと考えられている。
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アナンケ群
アナンケ群には、S/2003 J 16、ムネーメ、エウアンテ、ハルパリケ、プラクシディケ、スィオネ、アナンケ、イオカステが含まれる。
カルメ群
15個の衛星が属している。
パシファエ群
12個の衛星が属している。
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参考文献・サイト
Solar System Exploration:Jupiter
2007/08/12