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ビエラ彗星を語る。

トップページ太陽系の目次>太陽系小天体[SSSB]>彗星ビエラ彗星

ビエラ彗星とは

3例目の周期彗星

ビエラ彗星は周期6.6年の周期彗星である。
ビーラ彗星とも呼ばれる。



ビエラ彗星は1772年にジャック・モンテーニュによって、1805年にルイ・ポンによって発見されていたが、このときは同一の彗星であることは分からなかった。
1826年にヴィルヘルム・フォン・ビーラが再度発見し、周期彗星であることが判明した。



ハレー彗星エンケ彗星に続き3例目の周期彗星である。



分裂したビエラ彗星

周期彗星として確認されてから40年後、ビエラ彗星が2つに分裂した。
次の回帰時にも2つ破片が並んで観測された。
しかし、これを最後にビエラ彗星が出現することはなかった。



ビエラ彗星の消滅

アンドロメダ座流星群

ビエラ彗星はアンドロメダ座流星群の母彗星でもある。
ビエラ彗星消滅の直後、アンドロメダ座流星群が活発となり、1時間に数1000個以上の流星が出現した。



しかし、20世紀以後に目立った活動がなくなった。
ビエラ彗星は完全に消滅してしまったのだろう。



アンドロメダ座流星群はビエラ彗星が消滅する前の1741年から観測記録がある。
このことから、ビエラ彗星は分裂する前から少しづつ崩壊していったのかもしれない。



軌道計算によると、ビエラ彗星は以前に地球に接近したことが分かっている。
このときの地球の重力の影響を受けたことが分裂の原因らしい。

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参考文献・サイト

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2015/09/06



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