ミランダ(天王星の衛星)を語る。
ミランダとは
ミランダは、氷と岩石質の入り混じった、470kmほどの小型の衛星である。
天王星の衛星ミランダ
出展:JPL:Planetary Photojournal
天王星の五大衛星の中で最も小さいのがミランダだ。
ミランダの表面は、20kmの深さの谷や断層で覆われ、古い地質と新しい地質が混在している。
サイズの小ささと表面温度の低さの割には、ミランダの表面は活発な地質運動があったようだ。
このため天王星の潮汐力を受ける等の他の熱源の存在を考えなくてはならない。
ミランダは過去に7回ほど破壊され、その都度、破片が集合して衛星になったようだ。
天王星の衛星はウィリアム・シェイクスピア(劇作家)、またはアレキサンダー・ポープ(詩人)の作品中から命名されている。
ミランダはシェイクスピアの戯曲テンペストに登場する人物である。
ミランダは1948年2月16日にジェラルド・カイパーによって発見された。
アリエル、ウンブリエルの発見(1851年)以来、ほぼ100年ぶりの天王星の衛星の発見であった。
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参考文献・サイト
2010/05/03
2015/05/17