ボイジャー計画を語る。
ボイジャー計画とは
NASAが実施した巨大惑星の探査計画をボイジャー計画という。
20世紀後半は木星、土星、天王星、海王星がほぼ同一方向に並ぶ。
ボイジャー計画は、この機をとらえて各惑星を飛び石のように連続して探査するミッションである。
ボイジャー1号は木星と土星、2号は木星、土星、天王星、海王星を探査した。
天王星、海王星を訪れた探査機はボイジャー2号しかない。
マリナー計画ではマリナー1号からマリナー10号までが打ち上げられた。
これにより水星、金星、火星への探査と、それに伴うフライバイや周回の技術を検証した。
マリナー11号、12号はボイジャー計画に変更され、それぞれボイジャー1号、2号になった。
ミッション
ボイジャー1号
ボイジャー1号は1977年9月5日に打ち上げられた。
1979年に木星、1980年に土星を順次訪れた。
木星ではイオの火山を発見し、土星ではタイタンに接近した。
その後、ボイジャー1号は太陽系を脱出し、最遠の人工物体になった。
[..さらに詳しく見る..]
ボイジャー2号
ボイジャー2号は1977年8月20日に打ち上げられた。
木星、土星、天王星、海王星を順次訪れた。
ボイジャー1号がタイタン接近に成功したことから、ボイジャー2号はタイタンへは向かわずに土星でのスイングバイで天王星に進路を取った。
[..さらに詳しく見る..]
レコード盤
遠い将来、ボイジャー1号、2号が地球外の文明によって回収されることを想定しメッセージを収録したレコード盤を積んでいる。
レコード盤には、55の言語による挨拶、クジラやツルの鳴き声、音楽が収録されている。
スポンサーリンク
参考文献・サイト
NSSDC:Voyager 1
NSSDC:Voyager 2
Mission and Spacecraft library
2010/01/25
2015/05/24