P-T境界の大量絶滅を語る。
ペルム紀(二畳紀)の終わりに大量絶滅が起こった。
海洋生物種の96%が絶滅した。
生命の歴史の中で、10回程度の大量絶滅が起こっている。
白亜紀末の恐竜の絶滅もその一つだ。
ペルム紀(二畳紀)末の大量絶滅は、これら大量絶滅の中で特に厳しいものであった。
絶滅を生き残った生物種は25%しかいなかった。
このペルム紀(二畳紀)末の大量絶滅によって古生代が終わり、中生代が始まった。
なお、古生代と中生代の境界をP-T境界という。
絶滅の原因は分かっていないが、酸欠が有力視されている。
火山活動により大量の二酸化炭素、メタンが大気中に放出された。
これにより生物が窒息してしまったのだ。
二酸化炭素やメタンは温室効果ガスである。
増加した二酸化炭素やメタンによって気候が変動して、窒息を免れた生物にもダメージを与えたのだ。
ペルム紀(二畳紀)末の大量絶滅に要した時間の長さは分かっていない。
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参考文献・サイト
マーシャ・ビョーネルード「岩石から読み取る地球の自叙伝」日経BP社,2007
The Day The Earth Nearly Died