プロキオンを語る。

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プロキオンとは、どんな星なのか

こいぬ座のアルファ星をプロキオンという。
こいぬ座のほぼ中央に位置する。

プロキオンは、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウスとともに冬の大三角形を形作る。

プロキオンはこいぬ座の一等星だ。
出展：IAU

プロキオンは「犬のさきがけ」という意味がある。
これは、おおいぬ座のシリウスよりも、わずかに早く東から登るためである。

太陽系からの距離は非常に近くわずか、11.4光年である。
絶対等級は2.65等と決して明るくない。
近いから明るく見えるだけなのだ。

質量が太陽の1.4倍のF型の恒星だ。

プロキオンの連星系

プロキオンは、白色矮星を伴星にもつ連星である。
主星をプロキオンA、伴星をプロキオンBという。
プロキオンA、プロキオンBは平均15天文単位離れた軌道を約41年で回りあっている。

プロキオンの動きからプロキオンBの存在は1844年に予測されていたが、プロキオンAがあまりにも明るすぎるので直接観測することができなかった。
プロキオンBの存在は1896年に確認された。

プロキオンBがまだ主系列星だったころの質量は 2.1倍と考えられている。

プロキオンは主系列星であるが、その最終段階に達している。
1億年以内に赤色巨星に移行する。

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