BN天体を語る。
恒星はガス星雲の中で誕生する。
生まれたての星は温度が3000度程度だ。
ガス星雲にさえぎられているため、誕生直後の星を可視光線で見ることはできない。
しかし赤外線は透過するので、見ることができる。
赤外線天文学が始まって間もない頃、オリオン座大星雲の中で赤外線を放つ生まれたての星が発見された。
発見者のベックリン、ノイゲバウアーのイニシャルからBN天体と名づけられた。
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参考文献・サイト
奥田治之,小山勝二,祖父江義明(著)「天の川の真実」誠文堂新光社,2006年
NOAO:INFRARED - LONGER THAN RED
Astronomical Society of Australia:The Secret Inner Life of the Orion Nebula
NAOJ:大質量原始星における星周円盤の発見 〜重い星の誕生メカニズムに制限〜
2010/05/16