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しし座流星群を語る。

トップページ太陽系の目次>太陽系小天体[SSSB]>流星群しし座流星群

しし座流星群とは

しし座流星群は毎年おおよそ11月14日頃から11月24日頃までの間に出現する流星群である。
極大時には1時間に数個が出現するが、33年に一度、大規模な出現が見られる。
これは母天体のテンペル・タットル彗星が33年周期で太陽を公転するからである。



なぜ、しし座流星群が出現するのか?

宇宙空間に漂うチリ(流星体)が地球の大気圏に突入すると過熱され発光する。
これが流星である。



流星体は、太陽系内に均等に分布しているのではない。
濃く分布している領域と、そうでない領域がある。



地球は毎年11月に流星体が濃く分布している領域を通りかかる。
当然、流星の数は増加する。
これがしし座流星群だ。



流星体が濃く分布している領域は、彗星の軌道と一致している。
彗星は流星体を撒き散らしながら太陽を公転しているのだ。
しし座流星群の源になっている彗星(母彗星)はテンペル・タットル彗星である。




過去の大出現

しし座流星群はテンペル・タットル彗星が回帰するタイミングで出現数が増加する。
過去には1時間に数千個〜数十万個の流星が出現したことがあった。

しし座流星群の観測を通じて、流星に関する天文学上の知識が蓄積されていった。




1833年

北米を中心に大出現が観測された。
この観測により、流星は大気中ではなく宇宙空間を起源にする現象であることが判明し、33年周期で大出現するという仮説が提示された。



1866年

前年に発見されたテンペル・タットル彗星の公転周期が33年で、軌道がしし座流星群と一致していることが分かり、流星の起源が彗星であることが確実となった。



1966年

北米を中心に狭い範囲で、1時間あたり約15万個の流星が観測された。

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参考文献・サイト

日本流星研究会
Leonids - Meteor Showers Online

2015/08/16



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