新第三紀を語る。
新生代は、古い側から古第三紀、新第三紀、第四紀の3つの紀に分割される。
新第三紀は古第三紀と第四紀にはさまれた地質年代である。
代 | 紀 | 世 | 始まり |
新生代 | 第四紀 | 完新世 | 1万1500年前 |
更新世 | 180万年前 | ||
新第三紀 | 鮮新世 | 533万年前 | |
中新世 | 2300万年前 | ||
古第三紀 | 漸新世 | 3390万年前 | |
始新世 | 5580万年前 | ||
暁新世 | 6550万年前 |
従来、新生代は第三紀と第四紀の二つで構成されていた。
第三紀は古第三紀、新第三紀に分割されたため、現在、第三紀は正式な用語ではない。
この時代に哺乳類と鳥類はさらに発展した。
中新世
新第三紀は中新世ではじまる。
南極大陸に氷床が発達した。
インドがアジアをさらに圧迫したため、ヒマラヤが高くなった。
中新世は、漸新世や鮮新世よりも気温が高かった。
南アメリカ、オーストアリアと南極がさらに遠ざかったため、南極還流がさらに強まった。
アメリカでも造山運動が活発となり、カスケード山脈、アンデス山脈が作られた。
高山ができた影響で、空気の流れが変化し、大陸内部の乾燥が進んだ。
鯨やアザラシが出現した。
鮮新世
鮮新世は、533万年前に始まり180万年前で終了した。
大陸の配置は整いつつあり、現在の位置まで250キロメートルの範囲に集まった。
南極大陸の氷床はさらに拡大した。
鮮新世には、南北アメリカ大陸がパナマ地峡でつながった。
鮮新世が終わると、氷河期が始まり更新世となる。
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参考文献・サイト
University of California Museum of Paleontology
The Paleogene
2008/04/09
2009/04/05