シルル紀を語る。
シルル紀とは
シルル紀の特色
シルル紀の様子
出展:A Review of the Universe
約4億3500万年前に始まり、約4億1000万年前まで続く。
シルル紀に植物が上陸した。
シルル紀の名称の由来
ウェールズ地方に居た古代のシルル族に由来する。
これは、この時代の地層がウェールズ地方に広く分布していることからつけられた。
シルル紀をゴトランド紀とよぶ場合がある。
これはゴトランド島がシルル紀のさんご礁で覆われているからだ。
ゴトランド島は、バルト海で最大の島である。
シルル紀の気候と環境
シルル紀を通じて火山活動は不活発であり、気候も安定であった。
陸地は、超大陸ゴンドワナを中心に南極付近に集中し、北半球の大部分は広大な海洋が占めていた。
北米とヨーロッパが衝突したことによりカレドニア造山運動が起こった。
ローレンシア大陸とバルティカ大陸の接近で浅瀬が広がった。
このため、近海の海洋生物の生態系が大きく変化した。
末期には氷河が融け、海面が上昇した。
シルル紀の大陸
出展:Mollewide Plate Tectonic Maps
シルル紀の生物
さんご礁が発達し、アゴを持った魚類が出現した。
淡水魚が現れたのもシルル紀である。
生物の上陸が始まるのがシルル紀である
シルル紀になると、大気中の酸素が十分に行き渡ったためにオゾン層が形成される。
このため、有害な紫外線が地表に届かないため、いままで海中のみだった生物が順次陸地てと進出していった。
浅瀬が広がったためさんご礁が栄えた。
最初の上陸植物がクックソニアであった。
最古の維管束植物の化石がシルル紀中期の地層から発見されている。
シルル紀の大量絶滅
シルル紀の末に小規模な大量絶滅が発生した。
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参考文献・サイト
2008/03/23