アルタイルを語る。
アルタイルとは、どのような星なのか
アルタイルは、わし座のα星である。
1等星の中では、暗い部類であるが、デネブ、ベガとともに、夏の大三角形を形作る。
七夕伝説の彦星でもある。
アルタイルはわし座の一等星である。
出展:IAU
アルタイルは太陽質量の1.7倍の主系列星で、中心部では水素核融合反応が進んでいる。
水素以外の元素は太陽の二倍も含まれているらしい。
アルタイルの表面温度は7550度と太陽よりも高温だ。
しかし、夏の大三角形の中では、最も低い温度である。
アルタイルは、わずかながら変光している。
たて座デルタ型変光星である。
太陽系からの距離は約17光年で、比較的近い恒星である。
明るさは太陽の10倍以上だ。
アルタイルの自転速度は速い。
約6時間半で1回転する。
これは、赤道部の速度は秒速210キロメートルに相当する。
太陽の赤道部の速度が秒速2キロメートルであることと比較すると、いかにアルタイルが高速で自転しているかが分かる。
このため、アルタイルの赤道部にかかる遠心力は大きい。
この影響でアルタイルの赤道半径は、極半径よりも22%も大きくなっている。
アルタイルは4重連星である。
主星をアルタイルAという。
伴星は、明るい順番にアルタイルB、アルタイルC、アルタイルDと命名されている。
アルタイルの名はアラビア語で「飛ぶワシ」の意味がある。
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参考文献・サイト
SolStation.com
University of Illinois
2008/03/11
2010/05/22