ポラリスを語る。
ポラリスとは、どんな星なのか
ポラリスは、こぐま座のα星であり、同時に現在の北極星でもある。
ポラリスはこぐま座のアルファ星だ。
天の北極近くにいるため北極星となっている。
出展:IAU
恒星が東から昇り西に沈むのは、地球が自転しているからである。
地球の自転軸はポラリスの方向を向いている。
このため、ポラリスは地球の自転に伴って回転しているようには見えない。
このため、ポラリスは常に北の方向を指していることになる。
このような星を北極星と呼ぶ。
ポラリスは北極星なのだ。
しかし、ポラリスが北極星でいられるのは、永遠ではない。
地球の自転軸は、少しずつ方向を変えるからである。
回転の弱まったコマの軸が首を振るのと同様に、地球の自転軸も首を振るように円を描く。
この現象を歳差という。
自転軸が歳差で一周する時間は2万5800年である。
自転軸は刻々と方向を変えるので、やがてポラリスは北極星でなくなるのだ。
ポラリスの特色
ポラリスはセファイド型の変光星でもある。
3.97日周期で0.03等級変光する。
質量は太陽の4.3倍である。
ポラリスは3重連星でもある。
主星をポラリスA、伴星がポラリスB、ポラリスAbという。
ポラリスBは2400天文単位離れた軌道を4万2000年かかって公転するF型の恒星だ。
ポラリスAbはポラリスAから平均して17天文単位しかはなれていない。約30年で公転する。
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参考文献・サイト
SolStation.com
University of Illinois
2008/01/19
2010/05/22