こぐま座を語る。
こぐま座は、春の星座であるが、北天の星座なので年間を通して見ることができる。
トレミーの48星座のひとつでもある。
トレミー48星座は、2世紀以来使われてきた。
しかし、18世紀に、トレミー48星座の中のアルゴ座がラカイユによって分割された。
こぐま座を含む残りの47星座は、すべて現在の88星座に引き継がれている。
天の北極は、こぐま座の領域内にある。
α星のポラリスは、天の北極に近くほとんど動かないように見えることから「北極星」と呼ばれている。
こぐま座は7つの星がひしゃくのように配列している。
このため、北斗七星をビッグディッパー、こぐま座をリトルディッパーと呼ぶ場合もある。
こぐま座の主な恒星
ポラリス [α Col]
こぐま座で最も明るい恒星である。
ポラリスという固有名を持つ。
現在の北極星である。
太陽系から431光年の距離にある。
ポラリスは、ポラリスA、ポラリスB、ポラリスAbの3重星である。
主星のポラリスAはセファイド変光星である。
こぐま座β [β UMi]
こぐま座で2番目に明るい恒星である。
太陽系から126光年の距離にあるK型星である。
こぐま座γ [γ UMi]
こぐま座で3番目に明るい恒星である。
太陽系から480光年の距離にあるA型星である。
こぐま座矮小銀河
局部銀河群に属する矮小銀河である。
銀河系の伴星雲でもある。
こぐま座の流星群
こぐま座流星群
12月17日から12月25日にかけて出現する。
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参考文献・サイト
2008/05/11