スピカを語る。
スピカとは、どんな星なのか
スピカはおとめ座のα星である。
スピカはおとめ座の一等星だ。天の赤道のすぐ南にある。
出展:IAU
スピカは、太陽系から260光年も離れているのにも関わらず一等星である。
これは、元々スピカが太陽の約2000倍も明るいからである。
スピカは天の赤道のすぐ近くにあるため、時々月によって隠される現象が起こる。
これを恒星食という。
スピカの名はラテン語の「麦の穂」に由来する。
秋になると太陽はスピカの近くを通過する。
このことから、収穫のシーズンを示す星と考えられ「麦の穂」の意味が与えられたようだ。
スピカの特色
スピカは近接連星である。
太陽質量の11倍と7倍の恒星が、0.12天文単位の距離を4日の周期で回りあっている。
あまりにも接近しているため、二つの恒星は引力で変形してしまっている。
つまり、この恒星は球形はないのだ。
地球から見える恒星の面積が変化する。
この影響でスピカは0.03等の変光を示す。
スピカの主星は、0.17日で変光する脈動変光星でもある。
スピカは、さらに別の伴星を持っており、五重の連星系だ。
スピカの見つけ方
スピカは、北斗七星からたどると見つけやすい。
北斗七星の柄をカーブに沿って延長していくとアークトゥールスに到達する。
さらに延長するとスピカに至る。
このカーブを春の大曲線という。
スポンサーリンク
参考文献・サイト
SolStation.com
University of Illinois
2008/01/19
2009/05/30
2010/05/20