アークトゥールスを語る。
アークトゥールスとは、どんな星なのか
アークトゥールスは、うしかい座のアルファ星である。
シリウス、カノープス、ケンタウルス座アルファに次いで4番目に明るい恒星である。(太陽を除く)
上位3つの恒星はすべて南半球にあるため、アークトゥールスは北半球で最も明るい恒星ということになる。
アークトゥールスはうしかい座の一等星だ。
出展:IAU
37光年の距離にあるK1型の主系列星だ。
太陽の26倍の直径を持ち、113倍の明るさで輝いている。
観測衛星ヒッパルコスによって、アークトゥールスは0.04等の範囲で変光していることが確認された。
このヒッパルコスの観測からアークトゥールスに伴星があることが示唆されていたが、近年の研究では否定されている。
アークトゥールスは、固有運動が非常に大きい恒星でもある。
太陽系からみて秒速140kmで宇宙を移動しているのだ。
アークトゥールスという名は、「熊を追うもの」という意味のギリシャ語に由来する。
おおぐま座を追うように見えるからだ。
アークトゥールスの見つけ方
アークトゥールスは、北斗七星からたどると見つけやすい。
北斗七星の柄をカーブに沿って延長していくとアークトゥールスに到達する。
さらに延長するとスピカに至る。
このカーブを春の大曲線という。
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参考文献・サイト
SolStation.com
University of Illinois
2008/01/19
2010/05/21