みなみじゅうじ座を語る。
みなみじゅうじ座は、南天の星座である。
日本からは、ほとんど見ることができない。
全天の88星座の中で面積は最小であるが知名度は高い。
南十字星とも呼ばれている。
みなみじゅうじ座は、バルチウスによって設定された星座のうちの一つである。
バルチウスの星座のうち、みなみじゅうじ座を含む4星座が、現在の88星座に引き継がれている。
(ただし、ロワーエがみなみじゅうじ座を設定したとする説もある。)
みなみじゅうじ座の位置と見つけ方
みなみじゅうじ座は東西北の三方向でケンタウルス座と境界を接している。
みなみじゅうじ座の恒星
みなみじゅうじ座β [β Cru]
みなみじゅうじ座で最も明るい恒星である。
太陽系から352光年の距離にあるB型星である。
みなみじゅうじ座α [α Cru]
みなみじゅうじ座で2番目に明るい恒星である。
太陽系から321光年の距離にあるB型星である。
みなみじゅうじ座γ [γ Cru]
みなみじゅうじ座で3番目に明るい恒星である。
太陽系から88光年の距離にあるM型星である。
みなみじゅうじ座の星団・星雲
みなみじゅうじ座にはメシエ天体がない。
いくつかのNGC天体がある。
NGC4755
散開星団である。
みなみじゅうじ座の散開星団NGC4755
出展:NGC 4755: A Jewel Box of Stars
宝石箱とも呼ばれている。
NGC4052
NGC4103
NGC4349
散開星団である。
2007年に惑星が発見された。
NGC4609
散開星団である。
コールサック
暗黒星雲である。
みなみじゅうじ座の暗黒星雲コールサック
出展:The Milky Way Near the Southern Cross
コールサックは石炭袋という意味がある。
左の写真では、みなみじゅうじ座の左下の暗い領域である。
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参考文献・サイト
Constellations
Star Tales
BBC:Constellations
2008/05/25
2010/07/12