ぼうえんきょう座を語る。
ぼうえんきょう座は、南天の星座である。
「ぼうえんきょう」とは「望遠鏡」のことである。
ぼうえんきょう座は、いて座とみなみのかんむり座の南にある。
暗い星ばかりの星座である。
南に低いので、日本からは、ほとんど見ることができない。
ぼうえんきょう座はラカイユが設定した。
1751年から52年にかけてラカイユは、喜望峰に滞在し南天の恒星や星雲・星団を観測した。
このときラカイユは14の星座を新設したのだ。
ぼうえんきょう座は、その中の一つである。
その後、星座の境界線が設定された際、ぼうえんきょう座の面積が縮小されてしまった。
これに伴い、ぼうえんきょう座β星はいて座に属し、いて座ηとなった。
ぼうえんきょう座γ星は、さそり座に移り、さそり座Gとなった。
ぼうえんきょう座の恒星
ぼうえんきょう座α [α Tel]
ぼうえんきょう座で最も明るい恒星である。
太陽系から249光年の距離にあるB型星である。
変光が疑われている。
ぼうえんきょう座ζ [ζ Tel]
ぼうえんきょう座で2番目に明るい恒星である。
太陽系から127光年の距離にあるG型星である。
ぼうえんきょう座ε [ε Tel]
ぼうえんきょう座で3番目に明るい恒星である。
太陽系から409光年の距離にあるK型星である。
13等級の伴星を持った連星でもある。
ぼうえんきょう座δ [δ Tel]
5等級の二つのB型星から成る連星である。
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参考文献・サイト
2008/05/25
2009/10/17