みなみのさんかく座を語る。
みなみのさんかく座は、南天の星座である。
みなみのさんかく座は、2〜3等級の星が正三角形に並んだ星座である。
さんかく座に対して南天にあるため みなみのさんかく座の名が付いた。
じょうぎ座の真南にある。
みなみのさんかく座は、南半球を航海したケイセルとハウトマンによってもたらされた12星座の中の一つである。
星の配列が、整った三角形であることに由来する。
みなみのさんかく座を含む12星座は、プランシウスの星図に登場し(1598年)、その後バイエルのウラノメトリアに収録された(1603年)。
みなみのさんかく座の設定者はバイエルになっている。
また、12星座はすべて現在の88星座に引き継がれている。
みなみのさんかく座の恒星
みなみのさんかく座α [α TrA]
みなみのさんかく座で最も明るい恒星である。
太陽系から415光年の距離にあるK型星である。
みなみのさんかく座αにはアトリア[Atria]という固有名がある。
アトリアは、みなみのさんかく座αの英語名(Alpha Trianguli Australis)の略だ。
したがって、アトリアという言葉に元々の意味はない。
みなみのさんかく座β [β TrA]
みなみのさんかく座で2番目に明るい恒星である。
太陽系から40光年の距離にあるF型星である。
14等級の伴星を持った二重星である。
みなみのさんかく座γ [γ TrA]
みなみのさんかく座で3番目に明るい恒星である。
太陽系から183光年の距離にあるA型星である。
みなみのさんかく座の星雲・星団
NGC6025
太陽系から2000光年離れた散開星団である。
約30個の恒星から成り立っている。
じょうぎ座との境界付近にある。
みなみのさんかく座のその他の天体
HD147018
8等級のG型星である。
2009年8月に、ヨーロッパ南天天文台が2つの太陽系外惑星を発見した。
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参考文献・サイト
2008/05/25