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こと座流星群を語る。

トップページ太陽系の目次>太陽系小天体[SSSB]>流星群こと座流星群

こと座流星群とは

こと座流星群は、毎年、おおよそ4月16日から4月25日の間に出現する流星群である。
出現数は不安定で、突発的に増加する年もある。
1922年、1945年、1982年に大規模な出現を見せた。



流星群は、流星が好き勝手な方向へ飛ぶのではない。
飛び方にはルールがある。



流星が飛んだ経路の元をたどると、流星が空の一点を中心に四方八方へ飛んでいるのが判る。
この点を輻射点という。



流星群は一般に、輻射点を持つ星座の名前で呼ばれている。
ふたご座流星群は、ふたご座の領域に輻射点があるので、このように呼ばれるのである。



ところが、こと座流星群の場合は少し事情がことなっている。
こと座流星群の輻射点は、こと座ではなくヘルクレス座にあるのだ。

輻射点の場所は昔こと座のエリアであった。

ところが国際天文学連合が88星座の設定した際、輻射点のエリアはこと座の境界線の外側になりヘルクレス座の領域に編入されてしまったのだ。
こと座流星群



本来なら、ヘルクレス座流星群と呼んでもよさそうだが、伝統的にこと座流星群という名称が残っている。




なぜ、こと座流星群が出現するのか?

宇宙空間に漂うチリ(流星体)が地球の大気圏に突入すると過熱され発光する。
これが流星である。



流星体は、太陽系内に均等に分布しているのではない。
濃く分布している領域と、そうでない領域がある。



地球は毎年4月中旬に流星体が濃く分布している領域を通りかかる。
当然、流星の数は増加する。
これがこと座流星群だ。



流星体が濃く分布している領域は、彗星の軌道と一致している。
彗星は流星体を撒き散らしながら太陽を公転しているのだ。




こと座流星群の出現状況

2010年のこと座流星群

2010年のこと座流星群は、4月23日の2時に極大を迎える。
前日の4月23日が上弦であることから、観測条件は最良とは言えないが比較的良い。

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参考文献・サイト

Moonlit Meteors
Meteor Showers Online

2009/05/06
2010/01/11



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