エディアカラ生物群(動物群)を語る。

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エディアカラ生物群とは

史上初の多細胞生物：エディアカラ生物群

先カンブリア代末期に出現した生物の一群をエディアカラ生物群という。
エディアカラ生物群は、殻を持たない無脊椎動物である。

エディアカラ生物群は、それ以前の生物と大きく異なる点がある。

それは、多細胞生物だということだ。

エディアカラ生物群は、地球上に初めて出現した多細胞生物なのである。

生命はおよそ38億前に誕生した。
エディアカラ生物群の出現は6億年前である。

単細胞生物から初の多細胞生物(エディアカラ生物群)まで32億年かかっている。
これに対し、エディアカラ生物群から人類まで、たった6億年ということになる。

なぜエディアカラ生物群というのか？

オーストラリアのエディアカラで化石が大量に発見されたことから、この名称が付いた。

エディアカラ動物群という場合もある。

オーストラリア以外でも、ロシアのホワイトシー、カナダのニューファンドランドなどでも同様の化石が発見されたため、エディアカラ生物群は世界に広く分布していたことが分かっている。

エディアカラ生物群の異説

エディアカラ生物群を初の多細胞生物ではないと考える説が二つある。
一つは、エディアカラ生物群以前に、原生代中期に小型の多細胞生物がすでに誕生していたとする説である。

もう一つは、エディアカラ動物群は巨大な単細胞生物だとする説だ。この説が正しいなら多細胞生物の出現はカンブリア紀になる。

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