アルデバランを語る。
アルデバランとは、どんな星なのか
冬の夜空には1等星が7つもそろっている。
その中の一つが、おうし座のアルデバランだ。
アルデバランはおうし座のアルファ星である。
アルデバランはおうし座の一等星である。
出展:IAU
アルデバランは太陽系からは65.1光年の距離にある。
直径は太陽の43倍だ。
アルデバランの特徴
アルデバランのスペクトル型はK型で、オレンジ色である。
すでに水素の核融合を終え、ヘリウムによる核融合が始まった赤色巨星である。
アルデバランは、脈動変光星でもある。
0.75等から0.95等までの範囲で変光する。
アルデバランは、13.5等級の赤色矮星を伴星とする二重星でもある。
さらにアルデバランの周囲には、木星の11倍の質量の惑星(または褐色矮星)が公転周期2年で回っている可能性が示唆されている。
アルデバランの見つけ方
アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン、シリウス、リゲルを順次結んだ図形を冬のダイヤモンドという。
冬の大三角形を見つけ、そこから冬のダイヤモンドをたどってアルデバランを見つければいい。
アルデバランは、ヒアデス星団のすぐ近くにある。
このため、アルデバランもヒアデス星団の一員のように見える。
しかし実際は違っていて、ヒアデス星団はアルデバランより2倍以上も遠い。
アルデバランはたまたま、ヒアデス星団の手前にあるだけである。
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参考文献・サイト
SolStation.com
University of Illinois
2008/01/19
2010/05/22