ハービッグ・ハロー天体(HH天体)を語る。
ハービッグ・ハロー天体(HH天体)とは
誕生後間もない恒星の周囲に星雲状の天体が存在する場合がある。
このような天体をハービッグ・ハロー天体(HH天体)という。
ハービッグ・ハロー天体の名称は、この天体を研究したハービッグ氏、ハロー氏に由来する。
誕生直後の恒星からは、秒速数100キロメートル程度の速度でジェット流が放出される。
このジェット流が進路上のガスや塵と衝突すると、衝撃波によって発光する。
これがハービッグ・ハロー天体の正体である。
銀河系内部には、ハービッグ・ハロー天体が約15万個存在すると予測されている。
ハービッグ・ハロー天体の例
HH-2
HH-2は、オリオン座にあるハービッグ・ハロー天体である。
この天体は、0.5光年離れた原始星からのジェットを受けて光っている。
このジェットは非常に高速である。
仮に地球-月間(約38万キロメートル)を通過するとしたら、30分しか要しない。
この原始星は、赤外線または電波でなくては観測することができない。
ハービッグ・ハロー天体(HH天体)の関連ネタ
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参考文献・サイト
HST Reveals Stunning Detail in Herbig-Haro Object
Herbig-Haro Object
T Tauri and Hind's Nebula
APOD:T Tauri and Hind's Variable Nebula
APOD:The T Tauri Star Forming System
APOD:HH111's 12 Light-Year Star Jet
2008/07/11