初心者のための星座の見つけ方
春の星座探しのポイント
北斗七星
春の星座探しは北斗七星から始めるのがよいでしょう。
七つの星が、ひしゃくの形に並んでいます。
これが北斗七星です。
北斗七星はおおぐま座の尾の部分であって、単独の星座ではありません。
この北斗七星は、他の星を探すための目印になります。
ひしゃくの先端の2星(アルファとベータ)を5倍伸ばすと、北極星に達します。
今度は、ひしゃくの柄の部分を弧を描くように伸ばしていきましょう。
アークトゥルスとスピカに行き当たります。
この弧を春の大曲線といいます。
春の大曲線
ひしゃくの柄の部分を弧状に伸ばした曲線を春の大曲線といいます。
おとめ座のスピカ、うしかい座のアークトゥルスは、この春の大曲線上にあります。
春の大三角形
春の大曲線で見つけたスピカ、アークトゥルスに、しし座のデネボラを加えて作る三角形を春の大三角形といいます。
夏の星座探しのポイント
夏の大三角形
7月から8月にかけて23時ごろ天頂付近を見ると、明るい3個の星が三角形を作っています。
この三角形を夏の大三角形といいます。
夏の夜空では、まず大三角形を見つけ、それを頼りに他の星座をたどっていきます。
夏の大三角形の中で最も東がはくちょう座のデネブ、最も西がこと座のベガ、最も南がわし座のアルタイル
さそり座のS字
さそり座は、特徴的なS字型をしています。
夏の天の川の中にあるので、すぐに見つけることができます。
南斗六星
さそり座の東側に、六つの星がひしゃくの形に並んでいます。
北斗七星に似た配列なので、南斗六星とよばれています。
南斗六星はいて座の一部分であって、単独の星座ではありません。
秋の星座探しのポイント
ペガススの四辺形
ペガスス座のα星マルカブ、β星シェアト、γ星アルゲニブ、アンドロメダ座のα星アルフェラッツは、非常に目立つ四辺形を作っています。
これをペガススの四辺形といいます。
カシオペヤ座のW字
カシオペヤ座のW字型は非常に目立ちます。
カシオペヤ座のW字型は、北極星を探すための目印になります。
冬の星座探しのポイント
冬の大三角形
こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウスを結んで作る三角形を冬の大三角形といいます。
冬のダイヤモンド
こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲルを加えると、大きな六角形ができます。
これを冬のダイヤモンドといいます。
スポンサーリンク
参考文献・サイト
2009/05/31