航空宇宙工学・宇宙開発の用語集
英数字
AEB
ブラジル宇宙局。国際宇宙ステーションにも参加している
ATV[Automated Transfer Vehicle]
ATVは、国際宇宙ステーション[ISS]への補給を目的したESAの大型の無人宇宙機である。
ATVの積載能力は9トンであり、これはプログレスM1の約3倍に相当する。
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CNSA
中国国家航天局の略語。
CSA
カナダ宇宙庁の[Canadian Space Agency]の略語。
COTS
NASAが進めている商業軌道運搬サービスのプログラム。
国際宇宙ステーション等低軌道への資材・人員を輸送するロケットの開発と運用を民間企業に委託し、NASAは民間から輸送サービスを購入する。
当初、スペースX社、キスラー・ロケットプレーン社の2社が選定された。
しかし、経営上の理由でキスラー・ロケットプレーン社が脱落、代わってオービタル・サイエンシ社が追加された。
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EGRET
ガンマ線観測衛星コンプトンに搭載された計測器のひとつ。
Energetic Gamma Ray Experiment Telescope の略。
EVA
船外活動のこと。宇宙遊泳など。
Extravehicular Activity の略。
ESA
欧州宇宙機関[European Space Agency]の略語。
GEO 600
ハノーバーに設置されている重力波を検出するための干渉計である。
GTO
静止トランスファ軌道[Geostationary Transfer Orbit]の略語。
GXロケット
GXロケットは、JAXA、ロッキード・マーチンが開発を進めている小型の打ち上げロケットである。
H-IIAロケット
宇宙開発事業団(現JAXA)が開発した人工衛星打ち上げ用のロケット。
製造と打ち上げは三菱重工に委託されている。
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HTV
国際宇宙ステーションへ物資を輸送するために、日本で開発された無人の輸送機。
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ISRO
インド宇宙研究機関[ndian Space Research Organization]の略語。
ISS
国際宇宙ステーションとは、米国、ロシア、日本、カナダ、ESAが建設を進めている宇宙ステーションである。
略称でISSと呼ぶ場合が多い。
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J-2
J-2は、米国で開発された液体水素を燃料とする大型ロケットエンジンの名称である。
ロケットダイン社が開発した。
JAXA
宇宙航空研究開発機構[Japan Aerospace Exploration Agency]の略語。
KARI
韓国航空宇宙研究院[Korea Aerospace Research Institute]の略語。
LEO
地球低軌道[Low Earth Orbit]の略語。
LIGO
レーザー干渉計重力波検出器のこと。
Laser Interferometer Gravitational Wave Observatoryの略。
基線長4キロメートルの2機のレーザー干渉計での観測が計画されている。
LM
中国の人工衛星打ち上げロケット
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LOCAD-PTS
NASAが開発した病原菌をいち早く検出するツールがLOCAD-PTSである。
LOCAD-PTSは、サンプルを培養することなく、また地球に送ることなく病原菌を特定することができる。
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RL-10
RL-10は、米国初の液体水素を燃料とするロケットエンジンの名称である。
スペースシャトルにも使用されている。
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M-Vロケット
「M-V」は「ミューファイブ 」と読む。
JAXAの宇宙科学研究本部[ISAS]が運用する3段式の打ち上げロケット。
全段で固体燃料を使用する。
M-Vロケットは、太陽観測衛星「ひので」の打ち上げ(2006年9月23日)をもっての廃止された。
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NSSDC ID
打ち上げられた探査機、人工衛星、打ち上げに使用したロケットにはすべて世界共通の識別コードが与えられている。
(軍事用途を除く)
この識別コードをNSSDC IDという。
例えば、日本の小惑星探査機「はやぶさ」には、2003-019Aが与えられている。
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RKA
ロシア連邦宇宙局の略語。
ROSAT
1990年〜99年の間に運用されたドイツのX線天文衛星である。
SSME
スペースシャトルのメインエンジンの名称。
ロケットダイン社が開発した。
STS
スペースシャトルの正式名称。
Space Transportation Systemの略。
SRB
固体ロケットブースターの意味。
ロケット打ち上げの推力を得るために、外部に取り付けられ、打ち上げと同時に点火される。
燃料を使い切ると空中で分離されるタイプが多い。
TAI
国際原子時のこと。
TCV
推力方向制御装置のこと。
TLE
人工衛星の軌道6要素を記述するためのフォーマット。
Two Line Elements[2行の軌道要素]の略。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は、各国のほぼすべての人工衛星の軌道要素を調査しTLEで公開している。
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VIRGO
フランスとイタリアが共同で進めている重力波検出のプロジェクトである。
基線長は3キロメートルである。
WMAP
WMAPはNASAが打ち上げた宇宙マイクロ波背景放射を観測する衛星である。
XMM-ニュートン
ESAが打ち上げたX線天文衛星である。
ア行
あすか
日本で4番目のエックス線天文衛星である。
1993年2月20日に打ち上げられ、2001年3月2日に大気圏に突入し運用が完了した。
アトラス
米国の打ち上げ用大型ロケット。
アトラスにはⅠ〜Ⅴまでの5種類がある。
アビオニクス
宇宙船、探査機、衛星、航空機に搭載される電子機器をアビオニクスという。
航法、通信、距離測定等の機能を持つ。
アポロ計画
米国が1960年代から70年代にかけて実行した、有人月着陸計画である。
1969年7月20日、アポロ11号によって人類初の月着陸に成功した。
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アリアン
アリアン[Ariane]とはESA[European Space Agency:欧州宇宙機関]が開発した人工衛星打ち上げ用ロケットのシリーズ名である。
性能別、能力別にアリアン1〜5の5種が用意されている。
アレス
NASAが開発中の打ち上げロケットである。
オリオンを打ち上げるアレスIと、アレスVがある。
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イオン推進
イオン(電荷を帯びた粒子)を利用したロケットの推進方法。
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宇宙開発
宇宙空間を人間が利用可能にするための活動を宇宙開発という。
地上で行うロケット・人工衛星の研究・開発や、実際に宇宙での学術調査や活動も含まれている。
宇宙食
宇宙船や宇宙ステーションの中で、摂取するための食品を宇宙食という。
宇宙酔い
人間が無重力状態に長時間留まると、嘔吐、食欲減退、めまい等を発症するケースが多い。
この症状を宇宙酔いという。
三半規管が感覚を失うために発症すると考える説があるが、原因は不明である。
英語ではスペース・シックネス(宇宙病)という。
液体酸素
液体酸素とは、冷却によって液化した酸素を指し、LOXまたは、LO2とも記す。
ロケット燃料の酸化剤として使用される。
液体水素
液体水素とは、冷却によって液化した水素を指し、LH2とも記す。
ロケット燃料の推進剤として使用される。
液体燃料ロケット
液体の燃料と酸化剤を利用して推進力を得るロケット
エクスプローラー1号
エクスプローラー1号は、米国初の人工衛星である。
ソビエトのスプートニク1号に対抗して開発された。
エルクロス
NASAのエイムズ・リサーチ・センター[ARC]が、運営する月探査機。
ルナ・レコナッサンス・オービター[LRO]と同じロケットに相乗りして打ち上げられる。
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おおすみ
おおすみは、日本初の人工衛星である。
電源の消耗が激しく、軌道投入後わずか1日間の運用となった。
おおすみ打ち上げによって、日本はソビエト連邦、米国、フランスに次いで4番目に人工衛星を打ち上げた国となった。
オリオン
スペースシャトル退役後に使用される、NASAの宇宙機。アレスによって打ち上げられる。
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オリジナル・セブン
NASAが最初に選抜した7名の宇宙飛行士をオリジナル・セブンという。
マーキュリーセブンと呼ばれる場合もある。
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カ行
カッシーニ・ホイヘンス計画
NASAとESAによって実施された土星探査計画である。
カッシーニは土星周回軌道に投入され、ホイヘンスはタイタンに着陸した。
ガリレオ計画
NASAによって実施された木星探査計画である。
ガリレオ探査機は、1995年12月から2003年9月まで木星を周回し観測を続けた。
ギアナ宇宙センター
ギアナ宇宙センターは、フランス領ギアナにあるロケット打ち上げ基地である。
フランス国立宇宙センターが管理しているが、欧州宇宙機関[ESA]やアリアンスペース社もここを利用している。
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ぎんが
日本で3番目のエックス線天文衛星である。
1987年2月5日に打ち上げられ、1991年11月1日に大気圏に突入し運用が終了した。
クラスターロケット
多数のロケットエンジンで構成される形式のロケット。
ケープカナベラル空軍基地
無人ロケットの打ち上げを一手に引き受ける施設である。
ケネディ宇宙センターと隣合わせである。
アメリカ空軍の施設である。
米国初の人工衛星エクスプローラー1号はここから打ち上げられた。
ケスラー・シンドローム
スペースデブリが相互にぶつかると、新たなスペースデブリを生じる。
このプロセスが繰り返されると地球の周囲はスペースデブリで覆われ、ロケットを打ち上げる方向がなくなってしまう仮説をいう。
1970年代にNASAのドナルド・ケスラー氏が提唱した。
ケネディ宇宙センター
NASAに所属するロケット打ち上げ施設である。
2008年現在、スペースシャトル専用の打ち上げ施設になっている。
ケロシン
ロケットエンジンの燃料として使用される灯油
航空宇宙工学
航空機、ロケット、人工天体、探査機の開発や運用に関する技術の体系を航空宇宙工学という。
物理学、化学、電子・電気工学、材料力学、構造力学、流体力学等、広範囲が分野の知見が動員されている。
固体燃料ロケット
個体の燃料と酸化剤を利用して推進力を得るロケット
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固体ロケットブースター
ロケット打ち上げの推力を得るために、外部に取り付けられる固体燃料ロケットを固体ロケットブースターという。
SRBと呼ぶ場合もある。
打ち上げと同時に点火され、燃料を使い切ると空中で分離されるタイプが多い。
スペースシャトルの場合、分離された固体ロケットブースターは、海上から回収され、最利用される。
ゴダード宇宙飛行センター
ゴダード宇宙飛行センターは、メリーランド州にあるNASAの管制施設である。
コンステレーション計画
スペースシャトル退役後に投入される有人宇宙船の開発プログラムをコンステレーション計画という。
コンステレーション計画によって、有人宇宙船のオリオン、打ち上げロケットのアレスI、アレスV、月着陸船のLSAM、輸送ロケットのEDSが開発される。
スペースシャトルは低軌道でのミッションに限定されたが、コンステレーション計画で開発されるこれら宇宙機は、低軌道以外にも月探査や火星への往復も視野に入れている。
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サ行
サリュート
ソビエトの宇宙ステーション。
1971年から1985年にかけて1号から7号が運用された。
ソビエトの宇宙ステーションは、その後ミールに移行した。
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酸化剤
化学ロケットは、燃料を酸化させて勢いを得る。
酸化させる物質を酸化剤という。
サーベイヤー計画
サーベイヤー計画は、NASAが1966年〜68年に実施した無人月探査計画である。
1号から7号が打ち上げられたが、そのうち2機が月着陸に失敗した。
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シグナス
オービタルサイエンス社が開発する宇宙機がシグナスである。
スペースシャトル退役後、NASAは国際宇宙ステーションへの物資・人員の輸送を民間企業に委託する。
この契約をCOTSという。
シグナスはCOTSに基づいて開発されている。
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四酸化二窒素
ロケットエンジンの酸化剤として使用される窒素酸化物
ジェット推進研究所
NASAの研究所である。
探査機の技術開発等を担当する。
ジェミニ計画
米国がマーキュリー計画に続いて実施した有人宇宙飛行計画である。
ジェミニとはふたご座のことである。
ジェミニ計画で使用された宇宙線が二人乗りであることに由来する。
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姿勢制御
ロケットや探査機の位置や方向を適切に保つための制御
ジュノー
NASAが2011年の打ち上げを計画している木星探査機である。
準天頂衛星システム
複数の衛星を配置した衛星システムで、全国をカバーする高精度の測位サービスを準天頂衛星システムという。
天頂付近に留まる衛星を使用するため、高層ビル街や山間部であっても視野の制限を受けない。
ジョンソン宇宙センター
ジョンソン宇宙センターはNASAの管制施設である。
スペースシャトルはケネディ宇宙センターから打ち上げられるが、打ち上げ後の管制はジョンソン宇宙センターが担当する。
人工衛星
通信、観測、調査のために、惑星の周囲を回る装置を人工衛星という。
推進剤
燃料と酸化剤を合わせて推進剤と呼ぶ。
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スカイラブ
スカイラブは、NASAが打ち上げた宇宙ステーションである。
ソビエトのサリュート1号に続き、史上二番目の宇宙ステーションとなった。
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すざく
日本で5番目のエックス線天文衛星である。
2005年7月10日に打ち上げられ、2008年10月現在、正常な運用が続いている。
スタートラッカー
人工衛星や探査機に、自分の進路を識別するために搭載される装置。
特定の星をカメラで追跡することで、進路を微調整する。
スプートニク計画
ソビエトが推進した人工衛星の開発計画をスプートニク計画という。
1号から5号が開発され、実際に打ち上げられた。
スプートニク1号は、史上初の人工衛星となった。
スプートニク・ショック
1957年10月4日、ソビエトが人類初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げた。
この成功が米国社会全体に与えた衝撃・危機感をスプートニク・ショックという。
NASAは翌年設立されるが、スプートニク・ショックを契機としている。
スペースガード
地球に落下する危険のあるスペースデブリや天体を観測し警報する活動。
スペースシャトル
NASAが開発し、運用する再利用可能な宇宙機である。
ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの3機が運用されているが、2010年に全機が退役する。
スペースデブリ
地球の周囲を回っている宇宙のゴミ。
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スラスター
探査機や人工衛星で姿勢制御に利用される小型の推進装置。
このような目的では、強力な推力は必要ない。
そのため、低推力でも長時間に渡って使用できるものが選ばれる。
ソユーズ宇宙船
ソビエトによって開発され、現在もロシアによって運用されている有人宇宙船。
ソユーズ1号は、帰還時に事故が発生し、クルーのウラジーミル・コマロフが死亡した。
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ソユーズロケット
ソユーズはソビエトが開発した打ち上げ用ロケットである。
1963の打ち上げ以来、改良が重ねられ様々な派生形が生まれている。
現在は、国際宇宙ステーションへの補給へ向かうプログレスの打ち上げに使用されている。
世界で最も信頼性の高い打ち上げロケットである。
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ゾンデ
気球に観測機材を取り付けて、高層の気象を調査する装置がある。
この装置をゾンデと呼ぶ。
タ行
第一宇宙速度
人工衛星として必要な最低速度(秒速約7.9km)を第一宇宙速度という。
第一宇宙速度未満の人工衛星は墜落する。
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第二宇宙速度
地球の重力圏を脱出するために必要な最低速度(秒速約11.2km)を第二宇宙速度という。
人工衛星が周回し続けるためにはは第一宇宙速度以上、第二宇宙速度未満の速度が必要である。
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チャンドラヤーン1号
インド初の月探査機である。
2008年10月22日に打ち上げられた。
2009年8月29日に通信が途絶し、ミッションが終了した。
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長征
中国の打ち上げロケット。LMと同じ
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ツィオルコフスキーのロケット方程式
ツィオルコフスキーのロケット方程式とは、ツィオルコフスキーによって提示されたロケット推進に関する公式である。
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ディスカバリー計画
ディスカバリー計画は、NASAによる低コストな探査機を短い頻度で打ち上げる一連の探査計画である。
予算を低減し、効率のよい探査を目指している。
計画承認から、36か月以内に打ち上げなければならない。
ルナ・プロスペクター、メッセンジャー、ケプラー、ドーンはディスカバリー計画の一環である。
デルタ
ロケットの米国の打ち上げ用中型ロケット。
てんま
日本で2番目のエックス線天文衛星である。
1983年2月20日に打ち上げられ、1988年12月17日に運用が完了した。
その後、1989年1月19日大気圏に突入し消滅した。
ドーン
ドーンは、NASAが2007年に打ち上げたセレス(準惑星)、ベスタ(小惑星)の探査機である。
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トランスポンダ
電波を中継するための機器をトランスポンダという。
電波は距離とともに減衰するので、必要に応じ中間にあるトランスポンダで一度受信し、増幅して再度発信する。
ナ行
ナセル
エンジンを覆うカバーをナセルという。
二段燃焼サイクル
ロケットエンジンの動作サイクルの一種。
燃料
ロケットが推進のために使用する物質。
酸化剤と燃料を合わせて推進剤という。
ハ行
パイオニア10号
パイオニア10号は、NASAが1972年に打ち上げた木星探査機である。
打ち上げはボイジャーよりも早かったが、速度が遅いため木星到達はボイジャーよりも遅かった。
パイオニア11号
パイオニア11号は、NASAが1973年に打ち上げた惑星探査機である。
木星と土星の探査を成功させている。
パイオニア・アノマリー
太陽系から脱出しようとする探査機が、太陽系外縁部で経験する減速する現象をパイオニア・アノマリーという。
原因は分かっていない。
パイオニア計画
パイオニア計画はNASAが実施した惑星探査計画である。
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パイオニア・ビーナス
パイオニア・ビーナスは、NASAが1978年に打ち上げた金星探査機である。
1号は金星周回軌道に投入され、2号は金星の大気圏に突入した。
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バイキング計画
1970年代にNASAが運用した火星探査計画をバイキング計画という。
バイキング1号とバイキング2号が打ち上げられた。
1号、2号とも火星の人工衛星になるオービターと火星に着陸するランダーから構成される。
それぞれのランダーは、1976年7月と9月に火星に着陸した。
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はくちょう
日本で最初のエックス線天文衛星である。
1979年2月21日に打ち上げられ、1985年4月15日に大気圏に突入し運用が終了した。
ビーナス・エクスプレス
ESAが2005年に打ち上げた金星探査機である。
2006年に金星周回軌道に投入された。
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ピギーバック衛星
ロケット打ち上げの際、余剰のスペースに相乗りする小型の衛星をピギーバック衛星という。
単独で打ち上げるより低コストで衛星を軌道に乗せることができる。
比推力
推進剤の性能を示す値。
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ヒドラジン
ロケットや航空機のエンジンの燃料として使用される無色の液体。
強い刺激臭を持つ。
ブースター
メインエンジンの補助に使用される小型のロケット。
固体燃料を用いたものが多い。
ペイロードの質量によって、必要な推力は異なる。
同じ打ち上げロケットを使用しながら、ブースターの種類・数量を変更することで、ミッションごとに推力を調整する。
フォボス・グラント
フォボス・グラントは、ロシアが火星へ送る探査機である。
フォボスからのサンプルリターンを目指している。
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フォボス計画
ソビエト連邦が推進した無人火星探査計画である。
1号と2号が打ち上げられた。
1号は火星へ向かう途中で故障し、2号はフォボスを撮影した画像37枚を送り通信が途絶した。
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ブラックアウト
大気圏再突入時に生じる一時的な通信途絶のこと。
突入時の高温のため、宇宙船を囲む空気が電離する。
この電離によって電波が吸収されるため、電波による通信が不可能になる。
プログレス
補給船プログレスはソユーズを改良したロシアの使い捨て無人貨物輸送船である。
燃料、呼吸用の空気、水、食料、衣服、実験機器、保守用の交換部品、クルーへの郵便を国際宇宙ステーションへと輸送する。
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プロトン
ロシアの打ち上げ用中型ロケット。
旧ソビエト時代に開発された。
ペガサス
米国のオービタル・サイエンス社が開発した打ち上げ用ロケット。
通常の航空機に搭載して空中で発射するという特徴を持つ。
ベネラ計画
ベネラ計画は、ソビエト連邦が推進した金星探査計画である。
1号から16号が打ち上げられた。
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ボイジャー1号
ボイジャー1号とは、NASAがボイジャー計画で打ち上げた無人探査機である。
1979年に木星、1980年に土星を順次訪れた。
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ボイジャー2号
ボイジャー2号とは、NASAがボイジャー計画で打ち上げた無人探査機である。
木星、土星、天王星、海王星を順次訪れた。
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ボイジャー計画
ボイジャー計画は、NASAの惑星探査計画である。
1977年に2機が打ち上げられた。
1号は木星、土星、天王星、海王星を、2号は木星、土星を探査した。
2機の探査機はすでに太陽系を離れており、1号は地球から最も遠い人工物になっている。
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ボストーク1号
ボストーク1号は、ソビエトの有人宇宙船である。
1961年、ユーリ・ガガーリンが搭乗し人類初の有人宇宙飛行に成功した。
ボストーク計画
ボストーク計画は、1960年代にソビエトが実行した有人宇宙飛行計画である。
ボストーク1号でユーリイ・ガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功した。
6号では、ワレンチナ・テレシコワが女性初の宇宙飛行士になった。
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ボスホート計画
ボスホート計画は、ボストーク計画の後継として1960年代にソビエトが実行した有人宇宙飛行計画である。
ボスホート2号で世界初の船外活動(EVA、宇宙遊泳)も成功した。
1号、2号のみが打ち上げられ、3号以降は中止された。
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マ行
マーキュリー計画
米国初の有人宇宙飛行計画である。
全6回の有人飛行すべてに成功している。
この計画のさなか、ソビエトが人類初の有人宇宙飛行をさせた。
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マーズ・エクスプレス
マーズ・エクスプレスは、ESAが運用する火星探査機である。
2003年6月2日にバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットによって打ち上げられ、2003年12月25日に火星の周回軌道に到達した。
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マッハ
航空機の速度を音速と比較した単位。
音速がマッハ1、音速の2倍がマッハ2。
マルス計画
ソビエトが1960年代〜1970年代にかけて実施した火星探査計画である。
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マリナー計画
マリナー計画は、1960年代〜70年代にNASAが実施した惑星探査計画である。
水星、金星、火星を探査した。
1号から10号が打ち上げられたが、1号、3号、8号は失敗した。
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ミール
ソビエトが1986年に打ち上げた宇宙ステーションである。
ロシアの国際宇宙ステーションへの参加を機に廃棄された。
その後、2001年3月23日に大気圏に突入し消滅した。
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ヤ行
ユリシーズ
高緯度から太陽を観測する探査機である。
NASAとESAが運用している。
揚力
航空機を上昇させようとする上向きの空気の力を揚力という。翼などで生じる。
ラ行
ルナ計画
ソビエト連邦が推進した、無人月探査計画である。
1号から24号が打ち上げられた。
ルナ2号が世界初の月面到達、ルナ3号が世界初の月面の裏側撮影、ルナ9号が世界初の月面軟着陸、ルナ16号が世界初のサンプルリターン、ルナ17号が世界初の無人月面車による探査に成功した。
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りゅうせい
日本の軌道再突入実験機。1994年2月4日に実施され成功した。
レイノルズ数
空気の粘性力と慣性力の比。
レインジャー計画
NASAが1960年代前半に実行した無人月探査計画である。
1号から9号が打ち上げられた。
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ロケットエンジン
ロケットとはエンジンの種類である。
後方から燃焼ガスを噴出し、その反動(反作用)で前進する。
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参考文献・サイト
Discovery&Newfrontiers
Vehicle Upgrades: Space Shuttle Main Engine (SSME)
Introduction to EGRET
VIRGO