ホーキング織野の

サラリーマン、宇宙る。

宇宙&天文学用語集

宇宙&天文学用語集は、天文学・宇宙・天体に関する重要語を集めた用語辞典である。





ハ行

バージェス動物群

カンブリア紀期の生物の一群。アノマロカリスが有名である。バージェス生物群はカンブリア爆発で発生したとする解説と、カンブリア爆発後、しばらくたってから発生したカンブリア紀中期の生物とする解説がある。[..さらに詳しく見る..]



ハーシェル(赤外線宇宙望遠鏡)

2009年5月14日に打ち上げられ、2013年4月29日まで運用されたESAの赤外線宇宙望遠鏡。直径3.5メートルの主鏡を持つ過去最大の赤外線宇宙望遠鏡である。[..さらに詳しく見る..]



パーセク

3.26光年を1パーセクという。1パーセクは、1天文単位の視野角が1秒になる距離と決めている。(1秒は時間ではない。角度で3600分の1度を意味する)[..さらに詳しく見る..]



バーナード・カタログ

バーナードがまとめた、暗黒星雲のカタログ。1番から370番まで記録されている。[..さらに詳しく見る..]



バーナード星

太陽系に2番目に近い恒星太陽からの距離は5.9光年であるが、実視等級は9.5等であるため肉眼では見えない。バーナード星は固有運動が大きい。[..さらに詳しく見る..]



バーナードループ

バーナードループは、オリオン座にある巨大な円弧状のガス星雲である。
約200万年前に起こった超新星の残骸である。



ハービッグ・ハロー天体

誕生後間もない恒星を取り巻く星雲状の天体。誕生直後の恒星から放出された秒速数100キロメートル程度のジェット流が、進路上のガスや塵と衝突して発光する。[..さらに詳しく見る..]



バイエル符号

星座ごとに、明るい恒星から順にα、β、γ、δ・・・とギリシャ文字を割り当た符号。1603年にヨハン・バイエルが全天恒星図「ウラノメトリア」を作成したときに、初めて使用された恒星の命名法である。20世紀になって星座の境界線がIAUによって決定された際、いくつかの恒星が隣接する星座に移籍した。このため、「α星のない星座」「途中の記号が欠けている星座」が生まれてしまった。[..さらに詳しく見る..]



パイオニア・アノマリー

パイオニア10号、11号太陽系を脱出する際に発生した減速。長い間、原因不明とされていたが30年が経過して、原子力電池が放出した熱がパラボラアンテナを押すために減速したことが判明した。



パイオニア計画

NASAが実施した惑星探査計画。0号から9号で月探査と宇宙環境探査を行い、10号、11号が外惑星の探査へ向った。[..さらに詳しく見る..]



パイオニア・ビーナス計画

NASAが運用した金星探査計画である。パイオニア・ビーナス1号と2号が金星に送られた。[..さらに詳しく見る..]



バイキング計画

NASAが1970年代に実施した火星探査機計画。バイキング1号、2号の2機を火星へ着陸させて火星の表面を探査した。火星での生命探査も実施したが、肯定的なデータは得られなかった。[..さらに詳しく見る..]



バイコヌール宇宙基地

モスクワから約2,100km南東に位置するロシアのロケット打ち上げの施設。米国ケープ・カナベラル空軍基地と並んで、世界最大規模の打ち上げ基地でもある。15機の発射台、11か所の組立工場、総延長470kmの輸送用鉄道線路を持つ。[..さらに詳しく見る..]



ハイペリオン

土星の第7衛星。1848年にボンドによって発見された。土星の衛星の中では小さい部類に属す。[..さらに詳しく見る..]



はえ座

現代の88星座の一つでヨハン・バイエルが制定した12の星座の一つ。昆虫の蝿(ハエ)を表現している。面積は138平方度。
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白亜紀

ジュラ紀と古第三紀の間。約1億4000万年前に始まり、約6500万年前まで続く。白亜紀の最後に恐竜が絶滅した。[..さらに詳しく見る..]



白色矮星

赤色巨星の外層は重力による束縛が弱いので、ガスは容易に宇宙空間へと離散してしまう。
一方で、赤色巨星の中心には、核融合反応の結果生じたヘリウム(または、それ以上に重い元素)の芯が出来上がる。
外層のガスがすべて散逸し、この芯がムキ出しになった天体を白色矮星という。
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はくちょう座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。大神ゼウスが化けた白鳥に由来する。α(アルファ)星は白鳥の尾の部分に当たる1等星のデネブ。十字形に星が並んでいるため、南十字に対比して北十字とも呼ばれる。面積は804平方度。[..さらに詳しく見る..]



はくちょう座16番星

2つの主系列星と、1つの赤色矮星から構成される3重連星。太陽系から70光年の距離にある。[..さらに詳しく見る..]



はくちょう座61番星

太陽以外で距離が測定された最初の恒星。はくちょう座61番星は、固有運動が大きいことが以前から知られており太陽系に近いことが予測されていた。[..さらに詳しく見る..]



はくちょう座A

はくちょう座で最初に発見された電波源。全天で二番目に強力な電波源でもある。 1939年にグロート・レーバーによって発見された。正体は電波銀河である。[..さらに詳しく見る..]



はくちょう座X-1

はくちょう座で最初に発見されたX線源である。(1964年)
青色超巨星とブラックホールの連星であることが確実視されている。
このブラックホールの事象の地平線は半径26kmと考えられている。
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白道

天球面上で月が動いていくルート。白道は約5度の傾斜で黄道と交差する。



白露

二十四節気の一つ。太陽が黄経165度の位置に来た時。



はちぶんぎ座

現代の88星座の一つでラカイユが制定した17の星座の一つ。「はちぶんぎ」とは、測量用の器具「八分儀」のことである。八分儀は1730年に英国のジョン・ハドリーによって発明された。天の南極がある。面積は291平方度。
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パック

天王星の第15衛星。天王星の衛星の中で12番目に内側を回る衛星。1986年にボイジャー2号の探査で発見された。[..さらに詳しく見る..]



ハッブル・ディープ・スペース

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したおおぐま座の一画。ハッブル・ディープ・スペースは、1辺がわずか144秒(秒は角度の単位で1度の3600分の1)の狭いエリアで、おおよそ、満月の直径の100分の1程度のサイズに相当するが約3000個の銀河が写っている。[..さらに詳しく見る..]



ハッブル定数

ハッブルの法則によると、銀河まで距離Dと後退速度vは、正確な比例関係にある。
この関係の比例定数をハッブル定数といいH0で表す。

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ハッブルの法則

宇宙全体は広がりつつある。このため、中にある銀河もお互いの距離が離れていくのである。
この様子を地球から観測すると、すべての銀河が我々から後退するように見える。
しかも、遠くの銀河ほど、遠ざかるスピードはより速いのだ。
これをハッブルの法則という。
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ハッブル変光星雲

NGC2261の通称。いっかくじゅう座反射星雲で、不規則変光星(いっかくじゅう座R星)の光を反射している。



はと座

現代の88星座の一つでバルチウスが制定した星座の一つ。ノアの箱舟から放たれた鳩を表現している。星座絵では、この鳩はオリーブの枝をくわえているが、これは、洪水が引き始め陸地が現れたことを知らせるための姿である。面積は270平方度。[..さらに詳しく見る..]



ハドレー循環

大気循環のひとつ。大気循環にはハドレー循環、フェレル循環、極循環の3つがある。赤道付近で太陽熱を多く受けて軽くなった空気が上昇する。空気は次々に上昇するので、先に上昇した空気は極方向に押しやられる。緯度30度付近まで移動すると、冷えて下降し、地表付近を流れて赤道部へ戻る。この動きがハドレー循環である。[..さらに詳しく見る..]



ハビタブルゾーン

火星よりも遠くては、水が凍ってしまい液体でいられない。
金星よりも太陽側では、水は蒸発してしまう。
地球は、水が液体でいられるちょうどよい領域にいるのだ。
このように、水が液体でいられるちょうどよい領域をハビタブルゾーンという。

太陽系の場合に限らず、他の恒星系にも適用される。[..さらに詳しく見る..]



ばら星雲

いっかくじゅう座にある散光星雲。肉眼では見えない。 写真ではバラの形に見える。太陽系からの距離は5000光年、直径は130光年。



パリ天文台

フランス最大の天文台。1671年完成。初代天文台長はジョヴァンニ・カッシーニ。



ハリメデ

海王星の第9衛星。ボイジャー2号の探査で発見では発見されず、その後の2002年に地上からの観測によって発見された。[..さらに詳しく見る..]



バリンジャー隕石孔

約5万年前の隕石の衝突によって生成されたアリゾナ州のクレーターである。直径は約1.5キロメートル。衝突した隕石は約50メートル位と推定される。[..さらに詳しく見る..]



バルカン

水星よりさらに内側を公転すると考えられた未知の惑星。水星の近日点移動の原因が長いこと不明であったが、それを説明するための仮説としてルベリエによってバルカンの存在が提示された。水星の近日点移動は相対性理論によって説明がついたため、現在ではバルカンの存在は完全に否定されている。[..さらに詳しく見る..]



バルカン族

水星より内側を公転すると考えられている小惑星の群。バルカン群とも呼ばれる。現在のところ未発見。かつて水星よりさらに内側を公転すると考えられた惑星バルカンに因んで命名された。



パルサー

短い周期で電磁波(可視光線・電波・X線・ガンマ線)を放射する天体をパルサーという。
放射の間隔(パルス周期)は、数ミリ秒から数秒の範囲が多い。


パルサーの正体は中性子星だと考えられている。
しかし、すべての中性子星がパルサーではない。
また、白色矮星のパルサーも発見されている。
「中性子星」=「パルサー」という説明を時々見かけるがこれは誤りである。
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春の大三角形

しし座のデネボラ、おとめ座スピカうしかい座アークトゥルスを結んで作る三角形。[..さらに詳しく見る..]



ハレー彗星

約76年ごとに地球に接近する巨大な彗星。最近の接近は1986年であった。次にハレー彗星が巡ってくるのは2061年である。エドモンド・ハレーは過去の大彗星が76年ごとに同じ軌道で出現することに気付き、同一の彗星が76年周期で太陽を公転していると考えた。その後、この彗星はハレーの予測の通りに出現したことからハレーの仮説が正しかったことが証明され、ハレー彗星と名付けられた。[..さらに詳しく見る..]



晴れの海

と呼ばれる月の地名の一つ。直径は約674キロメートル。
晴れの海[..さらに詳しく見る..]



ハロー

星間物質や球状星団が分布している銀河系の周囲の領域。銀河系に限らず他の銀河にもハローがある。ハローには多くのダークマターを含んでおり、銀河系の質量の大部分は、ハローのダークマターである。[..さらに詳しく見る..]



パロマ山天文台

カリフォルニア州の私設天文台。天文学者のジョージ・ヘールはロックフェラー財団からの経済的支援を受けパロマー山天文台の建設を主導したが、完成を待つことなく他界した。パロマ山天文台のヘール望遠鏡はジョージ・ヘールの名に由来する。



バン・アレン帯

「ヴァン・アレン」とも書く。太陽風などの高エネルギーの荷電粒子の密度が特に高い地球周囲の領域。
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バンガード計画

米国海軍が主導した初期の人工衛星打ち上げ計画。ソビエトに先を越された米国政府は打ち上げを急ぐよう海軍に命じたが初回の打ち上げは失敗した。これを受け米国陸軍弾道ミサイル局(ABMA)のフォン・ブラウンのチームがエクスプローラー1号を打ち上げ米国最初の人工衛星となった。なおバンガード計画は継続し、世界で4機目、米国で2機目の人工衛星を打ち上げた。



パンゲア

過去に存在した超大陸。プレートテクトニクスで分裂したパンゲアが2億5000万年かけて移動し、今の陸地の配置になった。[..さらに詳しく見る..]



反射星雲

ガス星雲のうち、恒星からの放射を受けてもガスが電離せず、単に光を反射しているだけのものを反射星雲という。
反射星雲と輝線星雲を合わせて散光星雲という。[..さらに詳しく見る..]



パンスペルミア仮説

生命の起源を宇宙由来に求める仮説。生命の素材が宇宙から地球に到達しその後進化したと考える。国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で宇宙空間から微小な粒子を回収し、生命の材料になりうる有機化合物を探す計画も進行中である。



反地球

太陽の向こう側にあると考えられた仮説の惑星。現在では存在が否定されている。



パンドラ

土星の第17衛星。F環を安定させる羊飼い衛星である。[..さらに詳しく見る..]



万有引力の法則

質量があれば他の質量との間で引力が発生する。すべての物体に生じる引力だから万有引力という。引力は小さいので目の前の物体が引きあっている場面を見ることはない。[..さらに詳しく見る..]



ヒアデス星団

おうし座散開星団。V字形に星が並んでいることから釣鐘星とも呼ばれる。メシエ番号NGC番号もないが、メレットカタログは25、カルドウェルカタログは41である。アルデバランは偶然にヒアデス星団の方向にあるだけなので、ヒアデス星団のメンバーではない。



ビアンカ

天王星の第8衛星。天王星の衛星の中で3番目に内側を回る衛星。1986年にボイジャー2号の探査で発見された。[..さらに詳しく見る..]



ビーグル2

2003年に火星着陸を試みたが失敗した探査機。マーズ・エクスプレスから分離し火星への軟着陸を目指したが通信が途絶した。2015年になってマーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)の写真から、太陽電池パネルが展開しなかったため通信が途絶したことが分かった。



ビーナス・エクスプレス

ESAが運用した金星探査機。当初は500日間の観測を計画していたが、ミッションはたびたび延長され燃料切れで不安定になった2014年12月16日まで継続した。これほど長期間に渡って金星を観測する探査機はビーナス・エクスプレスが初めてである。[..さらに詳しく見る..]



ビエラ彗星

ヴィルヘルム・フォン・ビーラによって1826年に周期彗星であることが確認されたが、その約20年後に分裂しやがて消滅した。アンドロメダ座流星群の母彗星。ビーラ彗星とも呼ばれる。周期彗星としては、ハレー彗星エンケ彗星に続き3例目である。ビエラ彗星消滅の直後、アンドロメダ座流星群が活発になった。[..さらに詳しく見る..]



干潟星雲

M8、NGC6523。いて座散光星雲。星雲内部に暗黒星雲が集中した部分がある。これはグロビュールと呼ばれ、やがて原始星へと発展してく前段階である。散光星雲は恒星からの放射によって電離し発光する。M8は、いて座9番星の放射によって発光していると考えられている。[..さらに詳しく見る..]



ピギーバック衛星

大型ロケットに相乗りして打ち上げる小型の人工衛星。ピギーバック衛星の打ち上げ日程は主衛星の打ち上げに合わせざると得ない。



ビクセン

アマニュア向けの天体望遠鏡のメーカー。管理人(織野)が小学6年のとき、お年玉で初めて買った望遠鏡がビクセン製だった。世界市場でのシェアはミード、セレストロンに次いで第三位。[..さらに詳しく見る..]



非周期彗星

太陽を公転していない彗星。一度太陽に接近したあとはそのまま遠ざかり、再び戻って来ることはない。オールトの雲が起源。



比推力

推進剤の性能を示す値。1キログラムの推進剤を燃焼させたとき、1Nの力を何秒間維持できるかを示す。[..さらに詳しく見る..]



ビッグイヤー

1963年縲鰀1998年の間に米国で運用された電波望遠鏡。SETI(地球外知的生命体探査)を主目的とした。1977年8月15日、ワオシグナルと呼ばれる信号をキャッチした。



ヒッグス粒子

物質の質量の原因となっている粒子。ヒッグス粒子が充満したヒッグス場の中で物体が動こうとすると抵抗を受ける。この抵抗が質量となって現れる。



ビッグバン

約137億年前に起こった急激な宇宙の始まりをビッグバンという。
宇宙の始まりをこのように解釈する理論がビッグバン宇宙論だ。



ビッグバン宇宙論

約137億年前、宇宙はわずか一点であった。
宇宙はこの一点の急激な膨張から始まったのだ。
急激な膨張の直後に物質が生成され、大爆発を起こしたように宇宙が広がっていった。
宇宙の始まりをこのように解釈する理論をビッグバン宇宙論という。
[..さらに詳しく見る..]



羊飼い衛星

土星天王星の輪の形状を維持する役割を持った衛星を羊飼い衛星という。



ヒッパルコス(観測衛星)

ESAが打ち上げた観測衛星。1989年から1993年まで運用され11万8274個の恒星年周視差を高精度で調査した。これらの成果はヒッパルコス星表として公開されている。



ヒッパルコス(人物)

古代ギリシアの天文学者。歳差の発見者。紀元前190年頃生。紀元前120年頃没。恒星を明るさによって1等星から6等星まで区分した。



ヒドラ(冥王星の衛星)

冥王星の第3衛星。ハッブル宇宙望遠鏡によって発見された。



ヒドラジン

ロケットや航空機用の一種。人工衛星や探査機のスラスター用にも利用される。刺激臭を放つ無色の液体。引火性は強い。



火の玉宇宙論

宇宙は高温高圧の火の玉として誕生したと考える仮説。ジョージ・ガモフが提唱し今日のビッグバン宇宙論の基礎となった。火の玉宇宙論の中で宇宙背景放射が予言され、実際に発見された。ジョージ・ガモフはすべての元素が火の玉の中で生まれたと考えたがこれは誤りである。



ヒマリア

木星の第11衛星。1904年にペリーネによって発見された。2000年12月に探査機カッシーニがその姿を撮影したが、遠方からの撮影であるため、形状は分かっていない。[..さらに詳しく見る..]



氷河期

長期間に渡って、地球の気候が寒冷化する期間。氷河期の間であっても長く寒い氷期と比較的温暖な短い間氷期が交互に繰り返される。
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標準光源

遠方の銀河までの距離を測定するために利用される天体。標準光源は、宇宙のどこにあっても絶対等級が確認できる天体。セファイド型変光星Ia型超新星が標準光源。[..さらに詳しく見る..]



秤動

月は地球に対する向きをわずかに振るので、長期にわたり丹念に観測すると月の全表面の59%程度を見ることができる。
地球に対する向きがわずかに、ゆっくりと振られる現象を秤動という。
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微惑星

46億年前の誕生間もない太陽系の中に存在した微小天体。微惑星が合体を繰り返すことで成長し原始惑星を経て惑星へと発展した。惑星になれずに生き残った微惑星が小惑星カイパーベルト天体オールトの雲の天体である。[..さらに詳しく見る..]



ファン・マーネン星

地球から13.9光年の距離にある白色矮星。1917年にファン・マーネンが発見した。うお座のある。実視等級12.37等。直径は太陽の1.1%程度にすぎないが、質量は66%もある高物度な天体。シリウスの伴星、プロキオンの伴星に続いて太陽系に3番目に近い白色矮星。エリダヌス座40番星の伴星、シリウスの伴星に続いて3番目に発見された白色矮星。初めて発見された伴星でない白色矮星。



フーコー振り子の実験

地球が自転していることを証明した実験。レオン・フーコーが1851年にパリで行った。振り子が振れる方向は一定なので、地球の自転にともなって振れる方向が24時間で一周するように回転する。



ふうちょう座

現代の88星座の一つでヨハン・バイエルが制定した12の星座の一つ。「ふうちょう」は極楽鳥を意味する「風鳥」のことである。面積は206平方度。[..さらに詳しく見る..]



フェーベ

土星の第9衛星。1898年にピッカリングによって発見された。土星の赤道面から30度も傾いた軌道を公転する逆行衛星である。アルベドは小さく非常に暗い。土星の衛星の中では異端な存在である。[..さらに詳しく見る..]



フェーン現象

湿気を帯びた空気塊が山の斜面を上昇すると、水蒸気が凝結して雨を降らす。空気塊は凝結時の潜熱を含んだまま、山を越えて下るので気温が上昇する。空気塊は風上側で雨を降らせるため、風下側は乾燥する。これをフェーン現象という。[..さらに詳しく見る..]



フェニックス(火星探査機)

低コストでコンパクトな火星探査機を開発するNASAの計画を、スカウト・プログラムという。
このスカウト・プログラムの第一弾がフェニックスである。
フェニックス・マーズ・ランダーとも呼ばれている。
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フェニックスの観測装置

フェニックスは、7つの観測機器を持つ。
このうち、MARDI、RA、RAC、MECAはマーズ・サーベイヤー2001ランダーを利用している。
SSI、TEGAはマーズ・ポーラー・ランダーと共通設計である。
これらはみな、ペーロード上にレイアウトされている。
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フェニックス・マーズ・ランダー

火星探査機フェニックスのこと。
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フェルミ・パラドックス

ドレークの方程式で試算すると、銀河系内に10万縲鰀1億程度の文明が存在すると算出されるが、地球外文明の証拠となるようなものがまったく確認されていない。異星の文明はたくさんあっても不思議でないという予測と、地球外文明の直接証拠の欠落は明らかに矛盾している。この矛盾をフェルミパラドックスという。[..さらに詳しく見る..]



フェレル循環

大気循環のひとつ。大気循環にはハドレー循環、フェレル循環、極循環の3つがある。ハドレー循環と極循環にはさまれた影響でフェレル循環が生じているため、見かけ上の循環に過ぎない。フェレル循環は実在しないという主張もある。[..さらに詳しく見る..]



フォーブッシュ減少

太陽活動の影響で宇宙線の量が低下する現象。
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フォーマルハウト

みなみのうお座のα(アルファ)星。「魚の口」という意味を持つ。秋の星座の中で唯一の一等星。南中高度も低い(25度程度)なので、あまり目立った存在ではない。[..さらに詳しく見る..]



フォボス

フォボスは火星は二つの衛星の一つである。
火星の自転速度よりも速く公転するので、フォボスは、火星表面から見ると西から昇り東へ沈む。
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フォボス・グラント

ロシアの火星探査機。火星の衛星フォボスからのサンプルリターンを目指していた。[..さらに詳しく見る..]



フォボス計画

1980年代にソビエトが実施した一連の無人火星探査ミッション。フォボス1号と2号が打ち上げられ、火星とその衛星のフォボスの探査を目的とした。[..さらに詳しく見る..]



フォン・ブラウン

ベルナー・フォン・ブラウン。ロケット技術者。1912年生。1977年没。ドイツ出身であるが第二次世界大戦後にアメリカに亡命し、エクスプローラー1号(米国初の人工衛星)の打ち上げを指導した。その後、サターンロケットの開発に従事した。



ふくろう座

以前あったが、今は使用されていない星座。アレクサンダー・ジェミーソンがうみへび座とてんびん座の間に設定した星座で、ジェミーソン星図(1822年出版)に初めて登場する。それ以前にエリジャーが設定したとする説もある。[..さらに詳しく見る..]



ふくろう星雲

おおぐま座惑星状星雲。M97。NGC3587。見かけがふくろうに似ていることからロス卿によって、ふくろう星雲と命名された。ガス星雲の質量は太陽の15%程度であるが、中心の白色矮星の質量は太陽の70%程度である。[..さらに詳しく見る..]



プサマテ

海王星の第10衛星。海王星を25年で公転する逆行衛星である。2003年8月にすばる望遠鏡による観測で発見された。[..さらに詳しく見る..]



ふたご座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。黄道12星座の一つでもある。大神ゼウスの双子の息子カストル(兄)とポルックス(弟)に由来する。面積は514平方度。
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ふたご座流星群

毎年、おおよそ12月5日から12月20日の間に出現する大規模な流星群。流星の出現数は12月14日前後に極大を迎え、1時間に40個程度の流星が出現する。1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群とともに、三大流星群の一つになっている。[..さらに詳しく見る..]



プトレマイオス

クラウディオス・プトレマイオス。古代ローマの天文学者、数学者。83年頃生。168年頃没。英語の音でトレミーとも呼ばれる。著書『アルマゲスト』で天動説を唱えた。プトレマイオス朝のエジプトの王とは別人。混乱していた星座をまとめ、トレミーの48星座とした。



部分月食

の一部が地球の影に入る月食。これに対し、月が地球の影に完全に入る月食を皆既月食という。



部分日食

太陽の一部を隠す日食。これに対し、月が太陽を完全に隠す日食を皆既日食という。



冬の大三角形

こいぬ座プロキオンおおいぬ座シリウスオリオン座ベテルギウスを結んで作る三角形。
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フラウンホーファー線

太陽光のスペクトルを精密に観察すると、所々黒い線によって連続スペクトル分断されている部分がある。
ある波長だけ、光が抜き取られているようだ。
このような連続スペクトルを分断する黒い線を、フラウンホーファー線(または暗線)という。
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プラズマ

分子(または原子)が陽イオンと電子に電離して自由に運動している状態。物質を加熱すると固体→液体→気体に変化するが、さらに加熱すると分子(または原子)が電離しプラズマとなる。



ブラックホール

重力が強すぎて光も脱出できない天体。光が脱出できないので見ることはできない。太陽質量の20倍以上の恒星が進化の果てに行き着く先がブラックホールである。[..さらに詳しく見る..]



ブラックホールは毛が3本

ブラックホールは質量、角運動量、電荷の3つの特徴によって分類される。これをブラックホールの名付け親ジョン・ホイーラーは「ブラックホールは毛が三本」と表現した。[..さらに詳しく見る..]



プラネタリウム

ドーム状の天井に星空を映し出す設備(または施設)。日周運動、年周運動、固有運動を再現する。



フラムスティード

ジョン・フラムステイード。イギリスの天文学者。1646年生。1719年没。初代グリニッジ天文台長。初代イングランド王室天文官。星表を作成する際に恒星に付けた番号(フラムスティード番号)は現在も利用されている。



フラムスティード番号

ジョン・フラムステイードが恒星に付けた番号。「はくちょう座61番星」などという番号がフラムスティード番号の例。フラムスティード番号は恒星の明るさとは無関係で、星座の中で、恒星を西側から順次、1、2、3、4・・・・と番号を与えている。[..さらに詳しく見る..]



プランク(宇宙背景放射観測衛星)

ESAによる初の宇宙背景放射観測衛星。[..さらに詳しく見る..]



ブランペイン彗星

1819年に周期彗星として発見され、見失われたが、その後小惑星として再発見された天体。彗星・小惑星遷移天体の一つ。1956年に突発的に観測されたほうおう座流星群の母天体である。



フリードリヒのえいよ座

以前あったが今は使用されていない星座。プロイセンのフリードリヒ大王を称える星座で、1787年にヨハン・ボーデが設定した。フリードリヒ大王はこの前年に死去している。[..さらに詳しく見る..]



プリンキピア

『自然哲学の数学的原理』。ニュートンの著作物。運動の3法則、万有引力の法則が登場する。



プルーティノ族

公転周期が海王星と2:3の関係にある天体(海王星が3公転すると、ちょうど2公転する天体)。冥王星族ともいう。カイパーベルト天体の約5分の1が冥王星族(プルーティノ)に属する。



ブルームーン

1か月の間に満月が2回訪れること。は平均約29.53日で地球を一周するので、月の初め(1日か2日)が満月だったとすると30日か31日にも満月が巡ってくることになる。 極めて希なことを示す英語の慣用句で「once in a blue moon」という表現だある。 ここから1か月の間に満月が2回訪れることブルームーンと呼ぶようになったらしい。 なお、ブルームーンは天文学の正式な用語ではない。 月が青く見えるわけではない。[..さらに詳しく見る..]



プルームテクトニクス

マントルの大規模な対流(プルームと)の力学的な挙動を解明する理論。[..さらに詳しく見る..]



フレア

太陽の表面で発生する爆発。フレアは主に黒点の周囲で発生し、小規模なもので数時間、大規模なものでは数日間継続する。太陽フレアは高速の電子、陽子、イオンを解き放ち、同時に可視光線ラジオ波X線ガンマ線を放射する。太陽活動周期の極大期では、フレア、CME太陽黒点が活発になる。太陽フレアは、地球近傍に到達するエックス線の強度によって、A、B、C、M、Xの5段階にクラス分けされる。[..さらに詳しく見る..]



プレアデス星団

おうし座散開星団。M45。別名「すばる」。太陽系からの距離は400光年[..さらに詳しく見る..]



ブレーザー

可視光が激しく変光し電波強度が大きいAGN(活動銀河核)



プレートテクトニクス

長い年月をかけ、少しづつ地殻が地球の表面を移動していくメカニズム。プレートテクトニクスのため、地形や陸地の配置は、数千万年の間に変化していく。[..さらに詳しく見る..]



プレセペ星団

かに座散開星団。M44。NGC2632。ラテン語で「飼い葉桶」の意味。太陽系からの距離は577光年[..さらに詳しく見る..]



プロキオン

こいぬ座のアルファ星。おおいぬ座シリウスオリオン座ベテルギウスとともに冬の大三角形を形作る。太陽系からの距離は非常に近くわずか11.4光年白色矮星を伴星にもつ連星。[..さらに詳しく見る..]



プロキシマ

ケンタウルス座アルファの星系に属する赤色矮星太陽系に最も近い恒星[..さらに詳しく見る..]



プログレス

補給船プログレスはソユーズを改良したロシアの使い捨て無人貨物輸送船である。
燃料、呼吸用の空気、水、食料、衣服、実験機器、保守用の交換部品、クルーへの郵便を国際宇宙ステーションへと輸送する。
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プロテウス

海王星の第8衛星。海王星の衛星の中で2番目に大きい。太陽光を6%しか反射しないため暗く地上からは観測しにくくボイジャー2号の探査で発見された。[..さらに詳しく見る..]



プロミネンス

太陽彩層の一部がコロナ中に吹き上がる現象。紅炎とも言う。[..さらに詳しく見る..]



プロメテウス

土星の第16衛星。1980年のボイジャー1号の探査によって発見された。プロメテウスは、F環を維持する羊飼い衛星である。密度が低いことから、プロメテウスは多孔質の氷から出来ていると考えられている。[..さらに詳しく見る..]



ふわっと'92

日本初の本格的な宇宙実験の通称。日米共同実験プロジェクトとして1992年9月にスペースシャトルエンデバーで実施。微小重力下の材料実験22件 、ライフサイエンス実験12件が実施された。NASAでのミッション名は「SL-J」。



分解能

どこまで細かく見分けられるかという望遠鏡の性能を示す指標。口径が大きいほど分解能は高い。例えば小口径では分離できない二重星も大口径では分離できる。口径が大きくなるとより小さなのクレーターが見えるようになる。



分光連星

望遠鏡による眼視観測や撮影では分離できないが、スペクトル線の観測によって確認できる連星。スピカカペラが分光連星の例。これに対して望遠鏡で分離可能な連星を実視連星という。[..さらに詳しく見る..]



分子雲

水素分子や一酸化炭素分子、水分子の濃度が高い領域。恒星の光を受けると分子は分解してしまうが、広範囲に渡って濃度が高いと内部には恒星の光が届かないため分子のままの状態となる。アルコール、アンモニア等の分子が含まれる場合もある。



へール天文台

パロマー山天文台、ヤーキース山天文台、ウイルソン山天文台の総称。米国の天文学者ジョージ・ヘールが建設を主導した。



ベガ

こと座のアルファ星。全天で5番目に明るい。わし座アルタイルはくちょう座デネブとともに、夏の大三角形を形作る。ベガの質量は太陽の約2倍であるため水素の消費も速い。太陽系からの距離は25光年[..さらに詳しく見る..]



ペガスス座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。
ペルセウスがが乗った天馬に由来する星座である。面積は1121平方度。
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ベスタ

ベスタはメインベルトで2番目に質量の大きい天体である。メインベルト全体の質量の9%を占める。 ケレス、パラス、ジュノーとともに4大小惑星と呼ばれている。
ベスタは肉眼で見える唯一の小惑星である。 (ケレスやイリスも肉眼で見えるという話もあるが)
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べテルギウス

オリオン座のアルファ星。直径は太陽の約650倍もある赤色巨星。仮にベテルギウスを太陽系の中心に置くと、ベテルギウスの光球面は木星近くになる。
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ベネラ計画

1960年代初頭から80年代にかけて、ソビエト連邦(当時)が推進した金星探査計画。ベネラ1号から16号が打ち上げられた。
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ベピ・コロンボ

JAXAとESAが共同で進める水星探査ミッション。ベピ・コロンボの名称はイタリアの天文学者ジュゼッペ・コロンボに由来する。ジュゼッペ・コロンボはマリナー10号に参画し史上初のスイングバイを成功させた人物。
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へび座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。へび座はへびつかい座によって、頭部と尾部に分断されている。一つの星座でありながら、他の星座によって分断された星座は、へび座しかない。面積は637平方度。[..さらに詳しく見る..]



へびつかい座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。
神話に登場する名医アスクレピオスがヘビを持った姿を現している。面積は948平方度。
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ヘリオポーズ

太陽圏(太陽風の届く範囲)とその外側の境界面。ボイジャー1号はヘリオポーズに到達した最初の人工物。



ペリカン星雲

はくちょう座散光星雲。IC5067?5070。太陽系からの距離は約1800光年。形がペリカンに似ているために命名された。北アメリカ星雲と隣合っている。



ベリンダ

天王星の第14衛星。天王星の衛星の中で10番目に内側を回る衛星。1986年にボイジャー2号の探査で発見された。[..さらに詳しく見る..]



ヘルクレス座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。ギリシア神話に登場する勇者ヘラクレスに由来する。ヘラクレスは12の冒険を成し遂げた。面積は1225平方度。[..さらに詳しく見る..]



ヘルクレス座銀河団

ヘルクレス座に中心を置く銀河団。エイベル番号はA2151。銀河系からの距離は5億1000万光年



ペルセウス・アーム

銀河系の渦を作る腕(アーム)の一つ。



ペルセウス座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。神話に登場する勇者ペルセウスに由来する。ペルセウスは、アンドロメダを怪物(くじら座)から救い結婚した。面積は615平方度。β(ベータ)星のアルゴルはミラに続き二番目に発見された変光星である。[..さらに詳しく見る..]



ペルセウス座銀河団

ペルセウス座に中心を置く銀河団。エイベル番号はA426。銀河系からの距離は2億5000万光年。ペルセウス座・うお座超銀河団の一部でもある。[..さらに詳しく見る..]



ペルセウス座流星群

毎年、おおよそ7月20日から8月20日の間に出現する大規模な流星群。8月13日前後に極大を迎える。1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群とともに、三大流星群の一つになっている。[..さらに詳しく見る..]



ヘルツスプルング-ラッセル図

スペクトル型と絶対等級との関連を図示したチャートをHR図(ヘルツスプルング-ラッセル図)という。
HRとは、ヘルツスプルングとラッセルの略で、この図を考案した人物名に由来する。
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ペルディータ

天王星の第25衛星。1986年のボイジャー2号の探査で撮影されていたが、1999年になって初めて気づかれた。その後、ハッブル宇宙望遠鏡によって2003年に存在が確認された。[..さらに詳しく見る..]



ベルリン天文台

1700年に設立されたドイツの天文台。1846年にガレが海王星を発見した天文台である。



ヘレネ

土星の第12衛星。地球上からの観測によって1980年に発見された。ディオーネ軌道のラグランジュポイントに位置する。[..さらに詳しく見る..]



ベレロフォン

ペガスス座51番星を公転するホット・ジュピター。初めて発見された恒星を回る太陽系外惑星。主星から0.05天文単位の軌道を4.1日で公転する。木星の半分ほどの質量であるが、主星に近いため熱で膨張し木星より巨大であると予測されている。



偏角

地磁気の三要素の一つ。偏角、伏角、全磁力を地磁気が3要素である。[..さらに詳しく見る..]



変光星

星の明るさは一定不変であると考えられてきた。
ところが、明るさが変化する恒星がある。
これを変光星という。
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ペンシルロケット

戦後、最初に開発された実験用ロケット。全長23センチメートル。1955年、工学博士の糸川英夫氏により、東京都国分寺市で試験が行われた。



ベンヌ

直径490メートルほどの地球近傍小惑星。アポロ群に属する。 2018年に探査機オシリス・レックスが到達する。



ペンロース過程

理論物理学者のロジャー・ペンローズは、カー・ブラックホール(自転するブラックホール)を利用してゴミ問題とエネルギー問題を同時に解決する方法を考案し、1969年に論文として公表した。
宇宙船で回転方向からカー・ブラックホールに接近しゴミを投棄し離脱する。このとき時空の渦の後押しを受けて宇宙船は加速する。
これによりカー・ブラックホールからエネルギーを受けたことになる。
この方法をペンローズ過程という。

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ボイジャー1号

NASAがボイジャー計画で打ち上げた無人探査機。1979年に木星、1980年に土星を順次訪れた。その後、太陽系を脱出し現在は恒星間宇宙空間を調査している。ボイジャー1号は刻々と地球から離れていくが、2020年頃まで地球との通信が可能と見込まれている。[..さらに詳しく見る..]



ボイジャー2号

NASAがボイジャー計画で打ち上げた無人探査機。木星、土星、天王星、海王星を順次訪れた。ボイジャー1号がタイタン接近に成功したことから、ボイジャー2号はタイタンへは向かわずに土星でのスイングバイで天王星に進路を取った。天王星、海王星を訪れた探査機はボイジャー2号しかない。[..さらに詳しく見る..]



ボイジャー計画

NASAが実施した巨大惑星の探査計画。20世紀後半は木星、土星、天王星、海王星がほぼ同一方向に並ぶため、この機に各惑星を飛び石のように連続して探査するミッション。ボイジャー1号は木星と土星を、2号は木星、土星、天王星、海王星を探査した。[..さらに詳しく見る..]



ボイド

銀河団・銀河群の分布にはムラがある。決して宇宙全体に均一に分布しているのではない。
1億光年以上の範囲で銀河が存在しない領域をボイドという。



ホイヘンス(人物)

クリスチアン・ホイヘンス。オランダの数学者、物理学者、天文学者。1629年生、1695年没。土星の衛星タイタンの発見者。ハイゲンス式接眼レンズの発明者。



ホイヘンスプローブ

2005年1月14日、タイタンに着陸したプローブ。土星探査機カッシーニから分離されタイタンの大気に突入し、パラシュートで減速して着陸に成功した。[..さらに詳しく見る..]



ぼうえんきょう座

現代の88星座の一つでラカイユが制定した17の星座の一つ。
「ぼうえんきょう」とは「望遠鏡」のことである。面積は252平方度。
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ぼうえんきょう座PV型変光星

脈動型変光星の一種。



ほうおう座

現代の88星座の一つでヨハン・バイエルが制定した12の星座の一つ。
「ほうおう」は鳳凰のことである。面積は469平方度。
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ほうおう座SX型変光星

脈動型変光星の一種で、セファイド変光星の一種



ほうおう座流星群

1956年12月に出現した流星群。南極へ向かう途中のインド洋で、南極観測船宗谷の乗組員が偶然に観測した。1時間あたり300個の流星の出現が記録されている。その後に目立った活動はないが2014年に国立天文台が出現を予測し、58年ぶりの観測に成功した。[..さらに詳しく見る..]



放射性年代測定法

放射性同位体の構成比で年代を測定する技術。放射性同位体は常にマイペースを崩さず淡々と減少していくので地学や考古学の分野でストップウォッチとして利用することができる。[..さらに詳しく見る..]



芒種

二十四節気の一つ。太陽が黄経75度の位置に来た時。



ホーキング放射

ブラックホールが事象の地平面の外側から放つ放射。ブラックホールはホーキング放射により時間の経過とともに、まるで蒸発するように少しずつ小さく、軽くなっていき、1974年にホーキングにより理論的に導き出された。[..さらに詳しく見る..]



ポーシャ

天王星の第12衛星。天王星の衛星の中で7番目に内側を回る衛星。1986年にボイジャー2号の探査で発見された。[..さらに詳しく見る..]



ホーマン軌道

最小のエネルギーで目的の惑星に到着するための軌道。ホーマン軌道を使って火星に行く場合、地球と火星の位置が適正な時期でないと打ち上げることはできない。



北斗七星

おおぐま座の尾の部分を構成する7つの恒星。ひしゃくの形に配列している。北極星を探す目印でもある。



ほ座

現代の88星座の一つでラカイユが制定した17の星座の一つ。「ほ」は船の「帆」の意味である。ギリシア神話に登場するアルゴ船の帆に由来する。面積は500平方度。[..さらに詳しく見る..]



ほ座X-1

ほ座で最初に発見されたX線源である。
中性子星と巨星の連星系である。
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母彗星

流星群の原因となっている彗星。彗星が通過時に流星物質を軌道上に残し、そこを地球が通過すると流星群になる。



ボストーク計画

ソビエトが最初に実施した有人宇宙飛行ミッション。1号から6号が打ち上げられた。ボストーク1号に搭乗したユーリ・ガガーリンによって世界初の有人宇宙飛行が成功した。世界初の女性宇宙飛行士テレシコワはボストーク6号に搭乗した。現在のところ、単独で宇宙に往復した女性はテレシコワだけである。[..さらに詳しく見る..]



ボストーク湖

南極の氷層下4000メートルの深さにある総面積1万4000平方メートルの巨大な湖。[..さらに詳しく見る..]



ボスホート計画

ボストーク計画に続くソビエトの有人宇宙飛行ミッション。1号、2号のみが打ち上げられ、3号以降は中止された。ボスホート2号で世界初の船外活動(EVA、宇宙遊泳)が成功した。[..さらに詳しく見る..]



ホットジュピター

太陽系外惑星の一種で、中心恒星から極めて至近距離を公転する木星型惑星。ホットジュピターの発見第1号は、ペガスス座51番星を公転するベレロフォン。ベレロフォンの質量は木星の半分ほどの木星型惑星であるにもかかわらず、中心の恒星(ペガスス座51番星)からの距離はたった0.05AUである。水星よりもさらに内側を木星型惑星が公転していることになる。
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ポラリス

ポラリスは、こぐま座のα星である。
同時に現在の北極星でもある。
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ポルックス

ふたご座のβ星。α星のカストルよりも明るい。神話ではカストルとポルックスは双子の兄弟であるが、物理的にはカストルとポルックスはまったく関係を持たない。[..さらに詳しく見る..]



ホワイトホール

ホワイトホールはブラックホールとは反対に物質を吐き出す領域である。
重力方程式を解くことで存在が予測されるが、実際の天体として宇宙に存在するかどうかは分かっていないし、ホワイトホールがどのように作られるのかも不明だ。
事象の地平面を超えてホワイトホールに近づくことはできない。
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ポンプ座

現代の88星座の一つでラカイユが制定した17の星座の一つ。
「ポンプ」は、真空ポンプを意味している。水を汲み上げるためのポンプではない。面積は239平方度。
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ポンプ座銀河団

うみへび座・ケンタウルス座超銀河団を構成する銀河団。おとめ座銀河団、ろ座銀河団に続き、銀河系に3番目に近い。[..さらに詳しく見る..]







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